W主演したMBS系ドラマ「美しい彼」で第59回ギャラクシー賞(放送批評懇談会)マイベストTV賞グランプリを受賞した俳優萩原利久(23)、FANTASTICS八木勇征(25)が1日、都内で行われた贈賞式に登壇した。

凪良ゆう氏の原作小説をドラマ化。周囲になじめない男子高生と、カリスマ性をもった美しい男子高生の恋と青春を描き、アジアでも大きな話題を集めた。

視聴者投票による賞とあって、萩原は「投票してくださった皆さま、『美しい彼』を応援したくださった皆さまのおかげでこのような光栄な場に立つことができました」。八木も「キャスト、全スタッフで作り上げた作品。携わることができて幸せです」と感謝を述べた。

萩原は、カリスマ性あふれるキャラクター、清居奏を演じる八木に初めて会った時の第一印象を聞かれ「清居奏の本物がいる、と思いました」と振り返った。「原作の、自分の中の清居奏のまんまの人が目の前にいて、これが清居奏かと。美しい、タイトル通りの姿で、僕も頑張ろうと思いました」。

一方の八木は、萩原について「物腰が低く、まじめというのが第一印象。話しているとすごくうち解けやすく、明るい性格。全スタッフを気遣うムードメーカーで、頼りになる存在」と語った。

役柄について萩原は「言葉でコミュニケーションをとれる人ではないので、心の声で感情を説明することが多かった。言葉じゃないところで表現しなければいけなかったので、目や、間や、呼吸、あらゆるものを使って演じた」。八木は「ビジュアルだけじゃなく、たたずまい、雰囲気がすべて美しい存在に見えなければいけないと常に意識しながら、人間らしさを作り上げていった」と話した。

映画化も決定しており、「皆さんの期待を裏切らないように作品に臨んでいきたい」(萩原)、「また清居を演じることができて幸せ。楽しみにしてください」とそれぞれ語った。