スペイン1部レアル・マドリードの同国代表FWマルコ・アセンシオ(26)が今季限りで退団する可能性があることを認めたと、同国メディア「デフェンサセントラル」が伝えた。

 東京五輪サッカー男子準決勝で日本を相手に決勝ゴールを決め、母国の銀メダル獲得に貢献したアセンシオは出場機会を増やすため、かねて他クラブへの移籍がささやかれている。そんな中、同メディアによると、Rマドリードのストライカーはスペイン代表の活動中に移籍について聞かれると「私のエージェントが今、取り組んでいる問題です」と語ったという。

 さらにアセンシオは「私は今、代表チームに焦点を当てています。試合が終わったら、物事を評価する必要があるのは事実です。私は成長を続けたいし、とてもハングリーです。私のキャリアでより多くのことを達成するために…それが私が焦点を当てていることです」と説明した。

 アセンシオの代理人はポルトガル代表FWクリスチアーノ・ロナウドと同じホルヘ・メンデス氏で、シーズン終了の数か月前から他クラブへの売り込みを開始。すでにイタリア1部で優勝したACミランやイングランド・プレミアリーグのアーセナルが獲得への興味を示している。

 移籍金は4000万ユーロ(約54億8000万円)に設定されており、Rマドリードも正式なオファーがあれば、移籍交渉に応じる構えで、今後の動向が注目されそうだ。