吉川愛(22)が11日、東京・ユナイテッド・シネマ アクアシティお台場で行われた映画「ALIVEHOON アライブフーン」(下山天監督)公開記念舞台あいさつに登壇。ドリフトレースを描いた作品に、無免許の上、車も一切、触ったことのない状態で出演していたと明かし、会場を驚かせた。

吉川は、劇中で武藤夏実を演じた。主演の野村周平(28)演じる人付き合いが苦手だが、ゲームにだけは驚異的な才能を放つeスポーツ全日本選手権王者・大羽紘一をスカウトしたリアルの、しかもドリフトのチーム「チームアライブ」のメカニックという役どころだ。

作品にはトップレーサーが出演しており、吉川は“ドリフト界の女帝”の異名を持つ、久保川澄花さんの指導を受けた。撮影について聞かれた吉川は「私、実は無免許でして…。車は一切、触ったことないということだったんですけども」と恥ずかしそうに、笑いながら明かした。

その上で「初めて澄花さんの隣に乗った時、一から丁寧に教えてくださって、すごく感動した。難しいことを簡単にやってのけるじゃないですか。こんな世界があるんだと。体験できたので、うれしかった」と振り返った。運転経験がない中、ドリフトの撮影に恐怖を感じたかと聞かれると「全く怖くなくて。ジェットコースターに乗る前のワクワクになっていました。ドリフトに乗る機会は、そうそうないんで、映画に出られたからこそ、こういうことが出来た。すごく、うれしく思います」と笑みを浮かべた。

吉川の撮影時の様子について聞かれた野村は「最初、興味本位で乗りたいって方が多いんですけど、乗ったら『もういいや』と言う方、多くて。吉川ちゃんは率先して乗って『あぁ楽しかった、また乗りた~い』みたいなテンションでいてくれるので、心強かったですね」と、吉川が楽しんでいたと振り返った。

その中、劇中でドリフト国内王者の小林総一郎を演じた、劇団EXILE青柳翔(37)が「補足すると、私有地に免許はいりません。しかも、運転されているヤツ(車両)は、けん引されているから免許はいらない」と客席に向かって説明。野村は「そんなアウトローな撮影、してないから!! 無免許のヤツに、運転させるわけないですね。大丈夫ですよ。みんな、分かっとるわ!!」と突っ込み、会場を笑わせた。