ダンス&ボーカルグループのDA PUMPが、25周年のデビュー記念日となる11日、千葉・幕張メッセで全国アリーナツアー「DA POP COLORS」最終公演を行い、アンコールでm.c.A・Tがサプライズ出演した。

m.c.A・Tは、デビュー当初に音楽プロデュースを担当していた。DA PUMPの単独公演に出演するのは、98年8月以来、約24年ぶり。この日も自身の「Bomb A Head!」や「ごきげんだぜっ!~Nothing But Something~」、デビュー曲「Feelin’ Good~It’s PARADISE~」などをメドレーで披露し、会場を沸かせた。

公演前に取材に応じたm.c.A・Tは「(デビュー)当時はファンだったKIMIが今回のステージのリーダー(演出担当)。当時の思い出を大事にしていたみたいで『ぜひ』と言われて、一緒にお祝いすることになりました」。

U-YEAH(38)が「リハーサルから、(ISSAとm.c.A・Tの)歴史をつくってきた2人が見つめ合っているのを見て…。グッときちゃって、柄にもなく涙が出てきました」と話していたことを伝え聞くと「自分は(相手の)目を見てやるのは苦手だけど、照明のいいバランスで…」と照れながら、25年歌い続けてきたISSA(43)について「僕はものを作るということがあって、その、延長線上に表現がある。彼は表現に優れているし、曲の特徴をつかむのがうまい。ちゃんと1回で覚えてくるのはすごい。尊敬する」とたたえた。

さらにグループに向けても「初期の頃は“少年”だったISSAも、本当の意味でのリーダーになった。今のメンバーはファンから始まっているけど、今回のKIMIが演出をしたように、『俺たちはDA PUMP』という自信を持っていけば、なかなかないチームになると思いますよ」とエールを送っていた。