高校生華道コンクール「Ikenobo 花の甲子園2022」の大会アンバサダーに就任したNMB48塩月希依音(16)が21日、京都市内で、いけばな体験を行った。

いけばなは初めてという塩月。普段は思い切りのいいタイプではないと話していたが、迷いなくはさみを入れ、わずか15分ほどで完成。淡いピンクのあじさいをメインに、紫の桔梗(ききょう)、白のかすみ草を使って上品な作品を作り上げた。

タイトルは「強さと優しさ」。塩月は「1本強く立っているように見えるお花と、下からかすみ草がふんわりと支えているところが、強さと優しさの違いを表現できているんじゃないかな」とほほえんだ。

自分の作品の点数を聞かれると「100点です。思った通りにできたし、全くやったことない割にはうまくできたと思う。もっとルールがあって難しいイメージがあったんですけど、自分の思うままにできるので思ったより難しさを感じず楽しくできました」と笑顔を見せた。

講師を務めた華道家の池坊専宗さんは「最初の生徒さんの中には1~2時間かかる方もいるんですけど」と、スムーズに仕上げた塩月に驚いた様子。「華やかな感じになるかなと思っていたんですが、あじさいの葉っぱをたくさん使ったり、つるを生かしたりしていて。素質を感じました」と絶賛した。

作品は、24日まで京都市池坊会館横のWEST18ビルの1階ロビーにて公開される予定。

本大会はいけばなを学ぶ高校生が3人1組でチームを組み作品を披露し、高校華道日本一を競うもの。人気兄弟漫才師のミキもアンバサダーに就任している。【竹本穂乃加】