女性ボーカルグループLittle Glee Monster(リトグリ)が24日、千葉・幕張メッセで全国ツアー「Little Glee Monster Live Tour 2022 Journey」のファイナル公演を行った。4月からのツアーを完走。この日の千秋楽をもって、体調不良で休養中の芹奈(24)manaka(21)がそれぞれ卒業した。

メドレーを含む全19曲を披露。6000人のガオラー(ファンの呼称)を魅了した。

ツアーファイナルを迎え、アサヒは「ついにファイナルきてしまいました。はやかったですね」としみじみ。「健康な体で元気に足を運んでくださったみなさんのおかげです。ありがとうございます!」と感謝。「今日はね、みんないろいろあると思いますけど、最後には笑顔になれる、そんなライブになると思います」と宣言して盛り上げた。

ライブでは、メンバー5人の歌唱映像がバックのスクリーンに流れて、5人でパフォーマンスしているような演出があったり、結成からの旅路を振り返るような映像が流れたりし、会場では序盤から涙をタオルで拭うファンも多くみられた。

そのような演出を踏まえ、MAYUは「生きていく中で大きな9年間を家族よりずっとそばでみてきた。それって当たり前のことじゃないんですよね。住んでいるところも違って、歌うことが、音楽が好きという理由で9年、10年と大好きな歌を届けてこられたのは本当に奇跡」と感慨深そうに振り返った。「支えてくださったスタッフ、メンバー4人、ガオラーのみなさんがそばにいるから、ずっとずっときてくれたからずっとずっと続いている」と周囲への感謝の意を示した。

かれんは「関わってくれている全ての関係者の皆さん、何よりファンのみなさんが愛を持ってくださることで前に進めるんだな思いました」とツアー完走の実感を口にした。さらにステージに立つ2人の名前をあげ、「2人が前を向いてくれたから…今日ここにいる思っている」と感極まって涙。「(2人が前向きじゃなかったら)ファイナルはもしかしたらちょっと違うなって思うと2人にはありがとうしかないです」といって、かみしめるように3人で肩を組んだ。

ダブルアンコールで、「世界はあなたに笑いかけている」を歌い上げたあとには、芹奈、manakaも含めた5人のメンバー紹介をし、「以上、Little Glee Monsterでした!」と締めくくった。【佐藤成】