ジャニーズJr.内グループTravis Japanが、ジャニーズ事務所初の全世界メジャーデビューを果たすことが決まった。10月28日にデビューシングルを配信リリースする。

ユニバーサル・ミュージック・グループ傘下の大手レコードレーベル「Capitol Records」と契約した。日本時間9月29日早朝、米ロサンゼルスのユニバーサル・ミュージック・グループ本社でデビューの調印式が行われ、メンバー7人が出席した。

Travis Japanは、米演出家で振付師のトラビス・ペイン氏からレッスンを受けたメンバーらが集まり、12年に5人組で結成。「Japan」の部分は、ジャニーズ事務所前社長のジャニー喜多川氏が名付けた。メンバー変遷を経て17年から現在の7人組に。嵐やタッキー&翼らのバックダンサーも務め、特に高いダンスパフォーマンスに定評がある。

今年3月からロサンゼルスに留学。共同生活を行いながら語学学校に通い、日々レッスンを受けてパフォーマンススキルを磨いていた。渡米直後に参加したダンス大会「WORLD OF DANCE」地区予選を3位で通過し、全米大会のチーム部門で4位の成績をおさめ、7月の世界大会ではチーム部門で9位に入賞した。

7月にはアメリカの人気オーディション番組「America’s Got Talent(アメリカズ・ゴット・タレント=AGT)」に出演を果たし、オリジナル曲「夢のHollywood」を英語詞バージョンでパフォーマンス。審査員や観客から大歓声を浴び、セミファイナル進出を果たしていた。

短期間で着実に実績を積み上げ、「WORLD OF DANCE」「AGT」に出演した経緯やパフォーマンス力が「Capitol Records」担当者の目に留まり、全世界メジャーデビューが決定したという。同レーベル会長兼CEOのミシェル・ジュベリラー氏は、「アメリカの観客は、『America’s Got Talent』『WORLD OF DANCE』への出演で彼らの魅力にひきつけられました。この勢いを絶やすことなく成功に向けて取り組みを進めたいと思います」とコメントした。

同レーベルは42年の創設以来、ビーチ・ボーイズ、ナット・キング・コール、リンダ・ロンシュタット、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、フー・ファイターズ、ケイティ・ペリー、ホールジーなどのアーティストによるヒット作品を生み出してきた、キャピトル・ミュージック・グループの旗艦レーベル。日本人でも坂本九さんが63年に「上を向いて歩こう」を「SUKIYAKI」として発売している。

ジャニーズ事務所では、66年の初代ジャニーズ、84年の少年隊に続き、38年ぶり3組目の本格渡米となったTravis Japanにとって、念願のデビューとなる。楽曲は249の国と地域で配信される予定という。全世界デビューは、ジャニー氏の長年の夢でもあった。

ジャニーズ事務所の滝沢秀明副社長(40)は「Travis Japanはジャニーズ事務所の中で新たなデビューの形を作ってくれました。世界へのチャレンジは決して簡単な事ではありません。しかし、Travis Japanなら必ず自分達なりの時代を作ってくれると思います。今後も常に挑戦者の気持ちを持って世界へ羽ばたいて欲しい気持ちでいっぱいです」とエールを送った。メンバー7人のコメントは以下の通り。

 

宮近海斗(25)/Chaka Travis Japan念願の目標であるメジャーデビューが叶います! ファンの方はもちろん僕らを支えてくれている方々、改めてこの機会に感謝し、自信を胸にまた新たなステージを見つける旅、夢を叶える旅、世界に出発します!

中村海人(25)/Umi 僕たちがずっと目指してきたデビューという一つの目標と夢が叶い、ここからがまた新たなスタートになりますので、次の夢に向かってみんなで挑戦し続けたいと思います。

七五三掛龍也(27)/Shime 7人でデビューが叶い、遂に始まります! Travis JapanのShowtime!!

川島如恵留(27)/Noel 一度きりの人生で、こうして全員で夢と幸せを共有し続けられる日が来た事を、心から嬉しく思います!

吉澤閑也(27)/Shizu Travis Japanという名を世界に轟かせて、幸せを届けていきます!

松倉海斗(24)/Machu 唯一無二の挑戦者となりTravis Japanの時代を全世界で切り拓いていけたらと思います。

松田元太(23)/Genta Travis Japanやってやります! ジャニーさんの夢、僕たちが叶えます。