11人組男性グループ、JO1が23日、東京・有明アリーナで、全国5都市を回る初のアリーナツアー「KIZUNA」のファイナル公演を成功させた。

ヒットナンバー「Move The Soul」で幕開け。持ち味のダイナミックなフォーメーションとパワフルな歌唱で総立ちのファンの心をわしづかみすると「Born To Be Wild」「Algorithm」など、なじみの曲をたたみ掛けた。

配信曲「YOLO-konde」ではセンターステージに移動。客席後方のファンに歩み寄って、多くのJAM(ファンの総称)の目と耳にも11人の存在を強く印象づけた。

最初のあいさつで、佐藤景瑚(24)は「JAMの皆さん、昨日、僕の夢に出てきませんでしたか。何かドキドキしたんです。出て来る時は言ってくださいね。この後、待っています」と笑顔で盛り上げた。川西拓実(23)は「今日がKIZUNAツアーの最終日。腕が痛いくらい拍手してください」と呼び掛けた。リーダーの與那城奨(26)は「今日はオーラス。僕らも全力で行きます。皆さんも全力できてください」と続いた。

終盤では、2日後の25日に27歳の誕生日を迎える與那城をケーキで祝福。感激のあまり男泣きの與那城は「ありがとうございます」を連呼しながら「みんなに支えられてここまで来ることができた。まだまだJO1の旅は続くけど、よろしくお願いいたします」とファンに呼び掛けた。

20年3月にデビューして約2年半。今ツアーは愛知、大阪、神奈川、福岡、そして東京の5都市13公演で11万人を動員した。今月12日に発売の新曲「MIDNIGHT SUN」が早くも自己最高の60万枚を売り上げている。JポップとKポップを融合した新スタイルが、日本の音楽シーンを席巻しつつある。