パンクバンドCRACK The MARIANやJUNIORのボーカル、カズキ(55)を追ったドキュメンタリー映画「RIGHTS!パンクに愛された男」(小島淳二監督)の公開初日舞台あいさつが11日、東京・アップリンク吉祥寺で行われ、カズキ、スピードワゴン小沢一敬(49)亜無亜危異(アナーキー)仲野茂(62)JUNIORのGo!(49)が登壇した。

今作は、実家の有田焼製造会社の保守的な世界に反発しパンクロッカーとなったカズキの音楽の生きざまのほか、経営が危うくなった実家を引き継いだ、経営者としても描かれている。

カズキは「窯元のバカ息子です。大事なものをもって生きてきたことだけが伝われば。自分が映るのはこっぱずかしいし、家族も出てきますが、恥ずかしい生き方はしていません」とあいさつした。

CRACK The MARIANのファンで、今作でもインタビューを受けている小沢は「中学生から憧れの存在です。作品にからませていただき幸せです。先日もライブに行きましたが、不良が集まっていて、危ないライブハウスみたいでドキドキしました」。仲野は「今日はパンクに愛されない男として呼ばれました。素晴らしい生きざまを監督がうまく編集してくれました」と語った。

野性爆弾くっきー(46)は体調不良のため欠席。「参加できなくてすみません。初めてギターのスコアブックを買ったのがCRACK The MARIANでした。パンクの基礎を与えてくれて感謝の極みです」とのコメントを寄せた。