肉体を駆使して、さまざまな障害物をクリアする競技「ＳＡＳＵＫＥ」の４０回記念大会が２７日、ＴＢＳ系で放送された。名物出場者の１人「松田水道」経営者・松田大介さんが失敗した際には、Ｓｎｏｗ　Ｍａｎ・岩本照、“ミスターＳＡＳＵＫＥ”山田勝己さん、日置将士さんらが思わず涙した。

　松田さんは過去８回、１度もファーストステージをクリアしていない。ただ、ＳＡＳＵＫＥ愛は深く、リタイアしたエリアと同じ２６の障害物を自宅に作り練習を重ねていた。岩本ら芸能人も松田さんの自宅を訪れ、練習を積むほどだった。

　この日は「１ｓｔステージ、クリアできなければ引退します」と紹介されての登場。背水の陣での挑戦だった。多くの仲間たちの声援を受けながら、順調に障害物をクリアしていったが、ぐるぐると回る巨大な棒が襲いかかる「フィッシュボーン」で最後の１つに引っかかってしまい、池に落ちてしまった。

　会場には悲鳴。松田さんは「ここから先さ、みんなやってくれよ。おれはもうこれで終わりだけどさ」と語るとおえつを漏らし、タオルで涙をぬぐった。しかし、周囲から「辞める気もないのに、そんなこと言わない」という声がかかると、松田さんは「続けたい…ＳＡＳＵＫＥしかねぇんだよ」としぼり出した。

　山田さんは温かく見守り、岩本は松田さんを強く抱きしめ一緒に涙を流していた。ＳＡＳＵＫＥ公式ツイッターは松田さんの画像を掲載し「進退をかけて挑んだ＃ＳＡＳＵＫＥ２０２２＃松田大介さん　いつか、また。」とエールを送った。