テクノバンド、イエロー・マジック・オーケストラ(YMO)のドラマーとして活躍したミュージシャン高橋幸宏さんが、死去したことが15日、分かった。70歳。

同バンドで共に活動した坂本龍一(70)は15日、ツイッターを更新し、高橋さんへ向けたとみられる投稿をアップした。グレー1色の画像のみで、文章などはなし。盟友の死を悼む心情を思わせる投稿にはフォロワーからのメッセージも相次ぎ「何という損失。高橋幸宏安らかに」「悲しくて言葉がありません。早すぎますね…」「今日の空はとてもかなしい」などといった反応が相次いでいた。

YMOは1978年に坂本、細野晴臣、高橋さんの3人で結成。80年代のテクノブームの中心的存在として人気を博した。高橋さんはここ数年、病気との闘いが続いており、20年8月に脳腫瘍の摘出手術を受け、同10月に退院。21年6月にはツイッターで「まんまと嫌な予感が当たり、僕はまた別の治療を始めます」と別の治療を始めたことを公表し、同8月には治療に専念するため音楽活動の休止を発表していた。

また、坂本も昨年6月にステージ4のがんであることを公表するなど、闘病中であることを明かしている。