EXILE THE SECONDが10日、広島文化学園HBGホールで、5年ぶりの単独ツアー「Twilight Cinema」初日公演を開催した。昨年10月にメンバーだった黒木啓司さんが芸能界を引退し、現5人体制としては初めてのツアー。また、グループとしては初のホールツアーとなった。

ファン待望のツアー初日。オープニングでステージ上に立つ5人がライトで照らし出されると、集まったファンから大歓声を浴びた。今公演ではマスク着用のもとでの歓声が解禁。ボーカルSHOKICHI(37)が「ようこそ、ようこそ、ようこそTwilight Cinemaへ。広島、盛り上がっていきましょう!」と呼びかけると、さらなる大歓声に包まれた。

あおりに対して声を出して応えてくれるファンを見て、メンバー全員の顔は充実感に満ちあふれていた。AKIRA(41)が「僕たちもギアを2個、3個上げないと(ファンと)キャッチボールできないと思う」と心配していたのはどこ吹く風。「感謝しかありません。待っててくれてありがとうございます」とTETSUYA(41)は万感の思いでパフォーマンスを披露した。NESMITH(39)も「皆さんの声を聞くことが出来て感無量です。こういう日が来ると願って、信じて今日を迎えられました」としみじみと話した。

ライブ終盤になり、SHOKICHIが「次で最後になります」と言うと、ファンから「え~!」と終わりを惜しむ声がホールに響いた。それを聞き「久しぶりに聞いた。最高です」としみじみ。手拍子とともに「アンコール」の大合唱を聞き、NESMITHは「声のアンコール久しぶりに聞きました。本当にいいですね」とライブシーンに日常が戻りつつあることを、メンバー全員が肌で感じた。

今ツアーのテーマは「別れ」となっている。昨年10月に黒木さんが芸能界を引退。リーダー橘ケンチ(43)は「5人になった寂しさや悲しさはるけど、これから5人でもっともっと濃い活動ができると思う」と、グループとしての決意も含まれている。前日9日にリハーサルを行ったといい「5人でのしっくり感を感じられた。ツアーを完走した頃には1つの形が見られると思う」と自信をのぞかせた。

22日リリース「Twilight Cinema」や、「瞬間エターナル」「THE FOOL」「Choo Choo TRAIN」「Going Crazy」など20曲以上を披露し、大盛況で幕を閉じた。SHOKICHIは「今回はありがとうの旅です。ありがとうツアーです。みんなで幸せになりたいですね」と感謝しきりだった。