「国際小児がんデー」に合わせたチャリティーライブ「LIVE EMPOWER CHILDREN2023」が15日、NHKホールで行われ、TRFや大黒摩季(53)らなど13組が出演した。

今年で4回目となる同ライブは、1回目以来の有観客開催となった。4回連続出場のピコ太郎は「ライブって掛け算で盛り上がっていくと思うんですよ。僕らが盛り上げて、観客が盛り上がって、さらに僕らが盛り上がるみたいな」と声を弾ませた。トップバッターのMONKEY MAJIKに続いての出演で、5曲披露して盛り上げた。

続いて出演したTRFは、小児がんを克服した小児がんサバイバーの子どもらとのコラボダンスを披露した。DJ KOO(61)は「小児がんを克服した子どもたちから元気な姿を見せたいと応募があった」とコラボの経緯を説明。「FUNKY M」に合わせて、自身もダンスを披露した。「去年から僕もダンスを習い始めました。大きなステージなのにお子さんたちが物おじしなくて(小児がんを)克服した力があるのかなと思いました」と感心した。

初出場となった大黒摩季(53)は、「熱くなれ」「あなただけ見つめてる」「ら・ら・ら」など往年の名曲を歌いきった。ガンになった自身の母を支えた経験があり、「ご家族の親御さんを盛り上げようと。こっち(親)が明るくなると、治療する方(子ども)も明るくなるんですよね」と親をターゲットにした選曲になった。

同じく初出場の相川七瀬(47)も「子どもたちにも楽しんでもらいたいし、支えるお母さんたちにも元気になってもらいたい。そういうことをロックで伝えたい」と意気込んだ通り、「Sweet Emotion」「夢見る少女じゃいられない」を力強く歌った。

最後は、同ライブのテーマソング「My Hero~軌跡の唄~」を全出演者で合唱した。同曲はつんく♂が作詞、坂本龍一が作曲。歌唱前につんく♂が映像出演し「未来に向かって生きている、全ての方々に響けと、そう願っております。病院や自宅、いろんな場所で病気と闘っている皆。そしてご家族の皆さん。こよいはいろんなことを忘れて、最後一緒に歌ってくれるとうれしいです。この曲を通じて、少しでも多くの方に小児がんのことをご理解いただき、支援の輪が広がっていくことを願っております」とコメントした。