明石家さんま(67)が19日放送のニッポン放送オールナイトニッポン55周年記念「明石家さんまのオールナイトニッポン(ANN)」(午後7時)に生出演した。冒頭で放送時間の「押し」を狙うも、見事に失敗? した。

さんまは「さあ、ダマされて出た。このオールナイトニッポンね」と切り出すと「録音の人もいてんのよな、なんでオレが生でしなきゃいけないのか」と、ボヤキでスタート。今回の特番では、さんまの後に歌手aikoとKing Gnu井口理、さらに福山雅治と続くことを紹介し、「何で(自分が)トリちゃうねん、ほいで。圧力か?」とツッコンで笑いを誘った。

さんまは「生だ、というのは伝えたいので、生だって分かる情報を」と生出演を必死にアピール。「NBAオールスターのダンクコンテスト、1メートル88の優勝したっていう」「オレは昼間、ビーフストロガノフを食べた」というプチ情報でリアルタイムを強調し、「ビーフストロガノフ、中華スープと一緒に。独身長いと、冷凍ご飯がたまりすぎる」と、独身ネタも盛り込んだ。

さんまのANNは79~81年に午前3時枠の2部で放送されていた。「42年ぶりに(タイトルを)叫ぶんですけど、42年ぶり。どんだけやねん、ゾッとするな。2歳で始めても44歳」と時間の経過に驚いた様子。徐々にテンションが上がってきたさんまは、スタッフにタイトルコールを促されると「生放送やろ、余裕あるやろ。どうあれこうあれ、終わるんやろ」と反撃し、「この後、生放送か? 生放送やったら、オレの後輩やろうから、ちょっと押してもええか、とか言えるやろ」と開始早々にまさかの「時間延長」を示唆した。

「次も生放送」と聞いてさんまは「誰?」とさらに押せ押せモードになったが、午後9時からのパーソナリティーがaikoらと聞くと「aikoさんか、あまり付き合いないな、お願いできないか」と一気にトーンダウン。「ファンも待ってることやろうから、きれいに終わります。21時前にきれいに終わらせてもらいます」と、白旗をあげつつ「テトラポット登る人やろ?」とaikoの代表曲「ボーイフレンド」の歌詞をイジって、お笑い怪獣の“意地”を見せた。