ダンスボーカルグループTRFが25日、都内で、メジャーデビュー30周年記念ライブを開催した。

デビュー日のこの日、5年ぶりのワンマンライブとなった。リーダーのDJ KOO(61)が「みんなでお祝いです! パーティーしていきましょう!!」と声を張り上げると、会場は大歓声に包まれた。節目となるアニバーサリーイヤーが幕を開け、ボーカルYU-KI(56)は「私たちがスタートした日に皆さんと時間を共有できて、とても幸せに思います」と笑みを浮かべた。

グループは92年結成。翌年デビューした。94年に「BOY MEETS GIRL」でNHK紅白歌合戦に初出場し、90年代のミュージックシーンを席巻した。ライブは「EZ DO DANCE」「CRAZY GONNA CRAZY」「寒い夜だから…」などヒット曲のオンパレード。デビュー曲「GOING 2 DANCE/OPEN YOUR MIND」を含むグループ超初期の楽曲メドレーも披露した。

30年の歴史を振り返ったSAM(61)は「若い頃は先発で9回まで投げられたけど、最近はワンポイントリリーフピッチャーだと思っている」としつつも、ステージではキレのあるダンスを披露。アンコールの「Survival dAnce~no no cry more~」ではファンと一体になり、パワフルなステージで約1000人を魅了した。

この日は全19曲をパフォーマンス。DJ KOOは「今日から新しい31年目が始まります。皆さんと一緒に盛り上がっていければ」と、30周年を駆け抜ける意気込みを語った。【遠藤尚子】

○…ライブでは、シングルとしては約14年ぶりとなる新曲リリースを発表。喜ぶ観客にSAMは「これはすごいよ!100年ぶり」とジョークを飛ばした。98年まで楽曲プロデュースを手がけた小室哲哉による「EZ DO DANCE-Version 2023-」を3月22日に配信することも決まった。新たにボーカルを取り直したといい、DJ KOOは「2023年バージョンの“DO DANCE!!”を入れました!」とお決まりのせりふでアピールした。また、来年30周年を締めくくるライブを開催することも発表した。