LDHの3人組ガールズユニット、iScreamが25日、東京・渋谷のduo MUSIC EXCHANGEで、「i-Special Edition」リリース記念ライブ「i2023」最終東京公演を開催した。

21年6月のデビュー以降、初のファンによる声出し解禁となった今ライブ。大歓声に包まれながら登場し、メンバーは万感の思いでステージに立った。新曲「Love Me Better」を含む、iScreamライブ史上最多の21曲を披露。RUI(19)は「デビューから曲が増えて自信を持てた2年間でした。iScreamという1つのジャンルを作ることができたと思います」と手応えを口にした。

ライブ前はファンがどれぐらい声を出してくれるか不安がっていたメンバーだったが、そんな思いはライブ開始すぐになくなった。オープニングから歓声は鳴りやまず、3曲目の「Suger Bomb」では、冒頭でHINATA(18)がグループ名を叫ばせるようにあおると、ファンが大きな声で呼応。「言うことないです。最高です」と満面の笑みを浮かべた。ライブ前にはSNSを駆使し、声出しのタイミングなどをファンに向けて告知していたことも功を奏したようだ。

グループ初の東名阪ライブを完走。1月に愛知と大阪でライブを開催し、愛知出身のRUI、大阪出身のYUNA(18y)にとっては、初の凱旋(がいせん)ライブにもなった。RUIは実家に帰省したといい、「家族はライブにも来てくれましたけど、家でも一緒にライブ映像を見ました。私は反省会という感じでしたけど。みんなでコタツに入って見たのが思い出です」とつかの間のひとときを過ごした。

YUNAは家族、親戚ら8人がライブ会場を訪れたという。「家族みんながいるのが不思議が光景でした。小学校の時の参観日みたいな感じで」と笑った。HINATAの出身の宮城・仙台市でのライブはなかったが「今度は地元でやりたいし、さらにいろんな地域で単独ツアーをやりたい」と意気込んだ。

19年に結成し、コロナ禍の21年6月にデビューした。まだまだ成長中な3人組。RUIは「武道館のステージに立つのはデビューからの目標。武道館でライブが出来たら、ファンへの恩返しになる」と大きな目標を掲げた。グループ名にちなみ、グループのコンセプトは「愛を叫ぶ」。パフォーマンスを通して、全国のファンへ、さらなる愛を届ける。【佐々木隆史】