A.B.C-Z戸塚祥太、北大路欣也「さすらい署長」シリーズ出演

　戸塚祥太（A.B.C-Z）が、テレビ東京系で4月24日（20:00～）に放送される、北大路欣也主演の月曜プレミア8「さすらい署長　風間昭平スペシャル　富士山河口湖殺人事件」に出演することが明らかになった。

　「さすらい署長」シリーズは、全国各地の警察署を渡り歩き、ワンポイントリリーフの警察署長を務める主人公・風間昭平（北大路）が、赴任先で数々の難事件を解決していくヒューマンミステリー。2003年の第1作から20周年の節目となる今回の舞台は、山梨県・富士五湖周辺。連続殺人事件の真相を突き止めるべく、美しい景色の中を、さすらい署長・風間が奔走する。

　戸塚が演じるのは、ITコンサル会社社長の笠松瑛太。「山梨の坂本龍馬」と評価されるほど周囲からの信頼も厚い若手経営者で、市議会議員からの紹介で、地元有力者のパーティに招待された風間と出会う。

　「まずはこれだけの歴史のある作品に自分が参加できたことが大変光栄に思っております」という戸塚は、北大路との共演に「本当に懐の深い方で、自分の演技を受けてくださりました。また共演者の方々やスタッフさん、作品との向き合い方など、北大路さんのすべての立ち振る舞いにすごく勉強になるものがありました」と感激。また、美しい富士山を望む撮影を「どのシーンを撮っていても富士山がすごくキレイに見えています。各シーンの至る所にキレイな富士山が見えていると思いますし、河口湖のすぐ近くでの撮影もあったので、さざ波の音であったり自然の画や音を楽しんでいただけたらと思います」と振り返っている。

　今回、山梨県・富士中央署に赴任した風間（北大路）は、河口湖で女性の遺体を発見する。制服姿の遺体の首には索条痕があり、爪には皮膚片が残っていた。そしてある日、地元有力者たちのパーティに招待された風間は、市議会議員から、ITコンサル会社社長・笠松瑛太（戸塚）を紹介され、瀬川の手の甲に引っ掻き傷があることに気づく。やがて第2の殺人事件が起こり、その背後には、人工都市プロジェクト“富士スマートシティ構想”が関係していたことが判明する。

　北大路も、美しいロケーションに恵まれた撮影に「今回は富士山河口湖という素晴らしい自然の中で、『何かを裁く』『警察』という雰囲気よりは、その間を取り持って、いい方向に向かってみんなが進めるような仕事をしているという雰囲気です」とコメント。

　また「美しい富士山の大自然の中で、もし自然を汚すような事件が起こってしまったら申し訳ない、今回のセリフの中でもありますが、『我々日本人のふるさとである』という思いがあるので、毎日ロケで富士山の美しい姿・情景を見ながらこのドラマを進行しました。物語は事件を解決するというテーマですが、そういう大自然に我々は放り出されている、その大自然の中でそれぞれの思いを持って生きているんだと思います」と語っている。

　風間の赴任先・富士中央署のメンバーにも個性的な面々が集結。自己肯定感が低い若手刑事・松島翔太役に三浦りょう太（りょうはけものへんに寮のうかんむりなし）、とっつきにくい敏腕刑事課長・安藤光役に山田純大、叩き上げのベテラン刑事・飯塚五郎役に田中要次。さらに、ひょんなことから風間が出会う山梨県水産技術センター客員教授・西岡秀美役を黒谷友香、地元を牛耳る衆議院議員・松平太一郎役を平泉成が務めるほか、石垣佑磨、中本賢、斉藤暁、石倉三郎、なべおさみが出演する。（編集部・入倉功一）