漫画家・吾峠呼世晴(ごとうげ・こよはる)氏原作の人気漫画「鬼滅の刃」のアニメシリーズ最新作「-刀鍛冶の里編」の第1話が9日夜、フジテレビ系で放送された。初回は1時間スペシャルでの放送となった。

エンディングテーマが、シンガー・ソングライターのmiletとロックバンドMAN WITH A MISSIONの2組のコラボレーションによる、「コイコガレ」に決定した。作詞・作曲は「鬼滅の刃」のエンディングテーマを手がけてきた梶浦由記が務め、編曲はMAN WITH A MISSIONが梶浦と共同で行い、演奏参加もした新たなコラボレーション楽曲となった。

第1話では、主人公・竈門炭治郎(かまど・たんじろう、声=花江夏樹)ら鬼殺隊の宿敵・鬼舞辻無惨(きぶつじ・むざん=関俊彦)率いる鬼の中の上位六体・上弦の鬼が集う無限城が描かれた。その上弦の鬼の声優陣とmilet、MAN WITH A MISSION、梶浦由記がコメントを発表した。

▽置鮎龍太郎(上弦の壱・黒死牟役)「原作読破、テレビシリーズ視聴、『無限列車編』を劇場にて鑑賞、と楽しんできた作品です。初登場は、顔見せという感じですが、容貌からして異形なあの姿を“静”の表現で形にしてみたいと収録に臨みました。このシリーズも必ず皆さまのご期待に添える作品となることでしょう。お楽しみに」

▽宮野真守(上弦の弐・童磨役)「童磨はつかみどころのないキャラクターのように思われますが、僕は彼の抱えている思いを、つぶさに感じられるように、原作を何度も何度も読んで心の準備をしていきました。彼の持つ“得体(えたい)のしれなさ”を最大限に発揮して、言葉を発しましたので、皆さまにも感じていただけるとうれしいです」

▽古川登志夫(上弦の肆・半天狗役)「第一話における半天狗は、終始一貫して“怯え(おびえ)”の性質を背負わされていること、しかもその異形の風貌から、極端にして異様な“怯え”を表現しなければならないことが特に印象深く残っています。『鬼滅の刃』の面白さは、全シリーズに通底する主題の一方で、シリーズ毎(ごと)に異なる世界観を描いていることにあると思います。不変と変容にご期待ください」

▽鳥海浩輔(上弦の伍・玉壺役)「収録が始まるのをとても楽しみに、ワクワクしておりました。玉壺というキャラクターは鬼ではありますが、ある種非常に人間臭い面も見せるので、演じていてとても楽しかったですね。この先の『刀鍛冶の里編』のお話も期待していただけますと非常にうれしく思います。よろしくお願いいたします」

▽milet「梶浦由記さんが書いてくださった『コイコガレ』を歌っているあいだ、私がこの世界の中にいたらどんな気持ちで生きて、どんな表情でこの曲の言葉たちを伝えるんだろう、と考えながら丁寧に声を重ねました。大切な人を守りたいという一途でまっすぐぐな思いを歌った『コイコガレ』で『テレビアニメ「鬼滅の刃」刀鍛冶の里編』に朝焼けのような鮮やかな色を添えられたら幸いです」

▽Jean-Ken Johnny(MAN WITH A MISSION)「艶ヤカニ、鮮ヤカニ、力強ク響ク愛ノ唄ヲ書イテ下サッタ梶浦さん。我々ノ新シイ一面ヲ見出シテクレテアリガトウゴザイマス。miletさんトトモニコノ素晴ラシイ楽曲ノ歌唱ト制作デモ一役担ワセテイタダキ感謝ニタエマセン。アニメ作品トトモニ是非ゴ堪能下サイマセ」

▽梶浦由記「『テレビアニメ「鬼滅の刃」刀鍛冶の里編』放映開始、心より楽しみにしておりました。光栄なことに、この作品のEDを飾る楽曲、“milet×MAN WITH A MISSION”という豪華すぎる布陣でお届けする『コイコガレ』作詞作曲をさせていただきました。MAN WITH A MISSIONさんにカッコ良すぎるバンドアレンジまでしていただいた幸せな曲です。素晴らしい歌声と演奏、作品とともにお楽しみいただけますよう!」