英王室ジャーナリストのロバート・ジョブソン氏が13日に出版した新著書「Our Kings:Charles 3-The Man And The Monarch Revealed」の中で、ウィリアム皇太子(40)について「短気で気難しく、一緒に働きにくい」と匿名の上級スタッフが証言していることが分かった。英OK!誌などが報じたもので、皇太子は意欲的な性格であり、それが彼を短気にしている可能性があると述べており、特にチャールズ国王と一緒の時はせっかちになりがちだという。国王も息子同様に短気ではあるが、イライラして激怒してもそれが長く続くことはなく、すぐに忘れてしまうというが、皇太子は忘れることはないと述べている。

弟ヘンリー王子は、今年1月に出版した回顧録の中でそんなウィリアム皇太子の短気で怒りやすい一面を暴露していた。妻メーガン妃について「気難しく、無礼で不快」だと語ったことを巡って口論になった際に、かっとなった皇太子が王子の襟をつかんで床に倒されたと告白しており、皇太子の気性の粗さを表すエピソードであるとメディアは伝えている。

国王も、エリザベス女王が昨年9月に死去した直後に訪問先の北アイルランドで署名する際にペン立てが邪魔だといら立ち、その後もペンのインク漏れに激怒する場面がカメラにとらえられて話題になったことがある。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)