3月18日に「メッケル憩室がん」と診断されたと公表し、再入院し治療中のシンガー・ソングライターのKAN(60)が20日、公式サイトとツイッターを更新。大阪のFMラジオ局FM COCOLOの番組「KANと要のWabi-Sabiナイト」(土曜午後6時)の出演を当分、見合わせると発表した。

「ハイセンスでナンセンスな音楽番組【KANと要のWabi-Sabiナイト】STARDUST REVUEの根本要さんとのダブルDJで好評放送中!…なんですが、しばらくの間、出演をお休みさせていただきます。」

KANは15日、ツイッターで「3月中旬以降、在宅を基本に時々通院しながらの療養を続けていましたが、治療のために再度入院することになり、本日深夜の【KANのロックボンソワ】の出演をお休みさせていただきます」と報告した。公式サイトでも「しばらくの間、出演をお休みさせていただくことになりました」と報告。同日のSTVラジオ「KANのロックボンソワ」(土曜深夜0時)は当面、出演を見送り、代打パーソナリティーを同局の内山佳子アナウンサー(52)が務めると発表していた。同番組に続き、2本目の出演見合わせとなる。

KANは、ツイッターで「KANと要のWabi-Sabiナイト」について告知。「根本要さんが、森大翔さん、ウルトラ寿司ふぁいやーさんをゲストにお迎えしての1時間、お楽しみに!」と呼びかけた。

続くツイートでは、50歳から学んでいるロシア語で、入院中の心中を吐露。「今日の病室からの夕日はとてもきれいでした。明日はヨーグルトドリンクが飲めますように」とつづり、病室から撮ったとみられる夕日の写真を投稿した。

KANは3月18日、公式サイトでは「洒落にならない御報告」と題した文書を発表。「突然ですが、どうにも洒落にならない御報告です。『がん』が見つかりました」と報告。続けて「昨年秋に発症した腹痛が数週間継続したので病院に行き、検査を繰り返すうちにだんだん深刻な雰囲気になり、大きな病院に移って、更に多様な検査の後、組織摘出手術を行い、病理検査の結果、『メッケル憩室癌』と診断されました」と経緯を説明した。

その上で今後について「治療最優先」とし4月からのツアーを中止。2本のレギュラーを務めるラジオ番組は「放送局、制作関係者、共演者さまの御理解をいただき、これまでどおり継続出演させていただくことになりました」と報告したが、入院のため「KANのロックボンソワ」の出演は見送りとなった。

KANは「演奏活動は当面休止ではありますが、今後ともよろしくおつきあいいただければ幸いです。私KANの音楽活動を応援してくださる皆さまには、どうか、心配ではなく、どうぞ、楽観していただければと思います。皆さまに楽観していただけることが、きっと大きなエネルギーになる、そんな気がしています この件をサラッと洒落にしながら演奏する日を常にイメージします では、股。」とつづっていた。