トランプ前米大統領が、6日に行われるチャールズ英国王の戴冠式を前に英GBニュースの独占インタビューに応じ、ヘンリー王子が戴冠式への招待状を受け取ったことに驚いたと話した。

王子が今年1月に出版した回顧録について触れ、「彼はひどいことを言った。それは私にとって、恐ろしいものだった」と理由を述べている。また、戴冠式を欠席する妻のメーガン妃を「無礼」と攻撃した。

大統領時代に国賓として英国を訪問してバッキンガム宮殿での晩餐会に出席するなど英王室との交流行事に臨んだことがあるトランプ氏は、戴冠式について問われ、「素晴らしい日になるでしょう。彼(国王)は本当に国を愛している。そして母(エリザベス女王)を愛している。だからメーガン(妃)がとても無礼だと思ったし、(出席を断る)理由がない」とコメント。

その後も、メーガン妃が欠席することに問われ、「メーガンは女王に対して非常に無礼だった。女王は何十年にも渡って信じられないほど素晴らしく、決して間違いを犯さなかった。そんな女王に対してどうして無礼なことができるんだ」と話し、「メーガンは非常に無礼」と何度も繰り返した。

トランプ氏がメーガン妃への嫌悪感を示したのはこれが初めてではない。2020年にも「メーガンのことが最初から好きではない」と話し、「かわいそうなヘンリー王子は引きずり回されている。彼の幸運を祈る」と述べている。また王子は英国に対して非常に無礼で恥ずかしいと話し、2人から称号をはく奪すべきだと主張したこともある。(ロサンゼルス=千歳香奈子)