EXILE TAKAHIRO(38)が、平和を願って熱唱した。

4日、広島市のエディオンスタジアム広島で開催された「#HIROSHIMAミライバトン」に参加。EXILE ATSUSHIが書き下ろしたG7広島サミット応援ソング「Reason」らを歌い上げた。EXILE、GENERATIONS、LIL LEAGUEのメンバーらとのパフォーマンスで、世界に向けて希望の光を灯(とも)した。

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さまざまな思いを胸に、長崎出身のTAKAHIROが平和の祭典のステージに立った。「もっともっと騒いでいこうぜ! 心を1つにしていきましょう!」。19日から広島で開催されるG7広島サミットを応援するイベント「#HIROSHIMAミライバトン」。EXILE、GENERATIONS、LIL LEAGUEから総勢17人のメンバーとともに、パフォーマンスを披露した。

まずは「Rising Sun」「I Wish For You」「VICTORY」とEXILEの代表曲を披露。そして4曲目にG7広島サミット応援ソング「Reason」を熱唱した。体調不良で今イベントの出演をキャンセルせざるを得なかったATSUSHIの書き下ろした曲。「今日はATSUSHIさんの魂を、思いを背負って、歌とパフォーマンスを披露したいと思います」とあいさつした。世界の平和、仲間への思いを胸に歌い上げ、間奏では「平和の願いをつなげていきましょう。この瞬間を共に生きましょう」と1万5000人の観客に呼びかけた。

今イベント前に「平和」を感じる瞬間があったという。前日3日の広島空港での出来事。バスに乗車して席に座っていた際、子ども連れの家族に席を譲ったという。「一番上のお姉ちゃん、多分まだ小3ぐらいの子だと思うんですけど『ありがとうございます』って深々とおじぎをしてくれて。平和ってそういうことなのかなと。周りの人に思いやりを持てる、ありがとうと言える。ごめんなさいと言える。それが平和のスタートのきっかけになるなと思いました」としみじみと振り返った。

EXILE AKIRAも「ATSUSHIくんからメールを頂いて。曲へ込めた思い、子供たちへの思いを届けて下さいと。仲間の思いをつなげていくのもLDH魂ですので」と話すなど、メンバーそれぞれが平和を願ったこの日。最後は「Choo Choo TRAIN」で締めくくり、「HIROSHIMA」から世界へ、希望の光を、平和の未来を届けた。【佐々木隆史】

 

○…イベントの最後には「Reason」とドローンとのコラボショーが行われた。同曲に合わせて、巨大な地球や鶴など、平和を連想するイラストが登場。21年東京五輪の開会式に次いで国内最大規模となる、約1000機のドローンが夜空に舞った。広島から世界中の国に向けて光が発射される演出も行われるなど、平和の祭典にぴったりのコラボショーとなった。