GLAYが11日、東京ガーデンシアターで、全国ホールツアーの千秋楽公演を開催した。3年ぶりに観客の“声出し”も解禁されたツアーで、全国22カ所32公演を完走した。

3曲目の「Lovers change fighters, cool」ではボーカルのTERU(52)が「OK、行くぞ~!!」と絶叫。「バルコニー3階!バルコニー2階!バルコニー1階!アリーナ!東京!」とファンに呼びかけ、「暴れて行こうぜ~!!」とアピールし、大歓声を浴びた。

アンコールでは98年リリースのヒットソング「SOUL LOVE」を披露した。コロナ禍でライブ中止などが相次いだ20年3月1日、ギターのHISASHI(51)がYouTubeで「今は耐え忍ぶ時期。でもエンターテインメントの可能性を信じよう。そして『SOUL LOVE』をドームで一緒に歌おう」などとファンに向けて約束する動画を投稿していた。

TERUは「本当は3年前、このツアーも、アリーナツアーもドームもやれるはずでした。でもコロナで全部キャンセルになってしまって」と明かし、「夢って、なかなか実現するのが難しい。へこんだこともありました。でもHISASHIが『この曲をまた一緒に歌おう』と言ってくれて、明るい気持ちになりました」と振り返った。「かなわない夢もありますが、こうやって一緒に見られる夢もあります。歌ってください!」と呼びかけ、ファン6500人と大合唱した。

11月から全国6会場で13公演を行うアリーナツアーを開催することも発表した。11月2日の宮城・ゼビオアリーナ仙台公演を皮切りに、全国6会場13公演をまわる。TERUは「コロナ禍でもアリーナ公演を何度かおこないましたが、アリーナという大きな会場で声出しが可能な上に、もしかしたらマスクすらもいらないライブになるかもしれませんので、よりダイレクトにコールアンドレスポンスができると思います。個々の判断で参加してほしいと思います」と伝えた。