俳優木戸大聖(26)が、8月1日開始のフジテレビ系深夜ドラマ「僕たちの校内放送」(火曜深夜0時25分)で連続ドラマ初主演を務めることが11日、分かった。ブレークのきっかけとなったNetflixオリジナルシリーズ「FirstLove 初恋」配信後初の地上波ドラマ出演となる。

同枠はフジテレビドラマのヤングクリエーターたちが月替わりで送る「火曜ACTION!」(関東ローカル)。今作は、引っ込み思案で学校でも目立たない存在の放送部員の少年が、仲間とともに校内放送を盛り上げていく“校内放送青春群像劇”。友情×校内放送(ラジオ)×青春ドラマの要素が詰まった完全オリジナルストーリーとなる。

舞台となる春山西高等学校に通う放送部員・今野浩哉(こんの・ひろや、木戸大聖)が、ひょんなことから仲間となる同級生たちとラジオを意識した番組で校内放送を盛り上げていく友情・青春・ラジオが詰まった“校内放送青春群像劇”となっている。

主人公の浩哉は、人とのコミュニケーションが苦手な引っ込み思案の高校2年生。親しい友人もおらず、校内どころかクラス内でも目立たない、いわゆる“ぼっち”タイプ。幼い頃からラジオが大好きで自宅では常にラジオを聴いて過ごしている。お気に入り番組は「オールナイトニッポン」。ラジオ好きが高じて学校では放送部に所属するも、部員は浩哉のみ。唯一の仕事となるお昼の校内放送でも定型文の連絡事項だけしか放送しないため、顧問からはついに廃部を言い渡されてしまう。

突然の事態に困惑する浩哉だったが、必死の交渉により何とか廃部まで4カ月間の猶予を得る。しかし猶予は得たものの、内気で消極的な性格から何かを変える1歩を踏み出せずにいた。そんな中、あることをきっかけに出会った同級生・大城健太(おおしろ・けんた)と放送室内で言い争いのけんかをしてしまう。しかもその2人の言い合いが、なんと校内放送で流れてしまっていた。だが2人の掛け合いが想定外に小気味良かったことで、校内でプチバズりを起こす。それをきっかけに浩哉と健太は校内放送内でラジオを意識した番組をやることに。放送部が廃部になるまでの4カ月間、内気でさえないラジオ好きな浩哉とラジオに興味がない社交的な健太、正反対な2人の校内放送を通じて短くも熱い青春と友情の日々が始まっていく。

木戸は連ドラ作品初主演について「ドラマが大好きでこの世界に入ったので、念願だったドラマの主演をやれることに期待とワクワク感がある反面、それ以上に責任やプレッシャーを感じている日々です。今作は校内放送が題材ということで、せりふ量も多く眠れません(笑い)。共演者の方々がついていきたくなるような背中で語るタイプの座長に憧れつつも、みなさんが芝居をしやすい環境を作れるような座長になりたいと思います!」と語った。

また、役柄については「今まで演じてきた役は明るい性格の人物が多く、引っ込み思案でおとなしい役は初挑戦。探り探り演じていますが、自分も元々人見知りな部分があって人と話したりするのが苦手だったので…そこを思い出しながら演じています。ただ根暗な性格というのは主人公自身にとってはあくまで普通のことなので、そこを悪いこととしては見せたくないと思っています。視聴者の方には、“こういう男の子っているよね”っていう共感と、“成長できてよかったね”という好感を持っていただけるように演じたいです」と意気込んだ。