音楽を楽しみ、平和について思いをはせる「PEACEFUL PARK 2023 Charity for Happy Inclusion」が4日から3日間、山梨・河口湖ステラシアターで開催された。MISIA、男闘呼組、Rockon Social Club、Little Black Dressら、多彩な顔ぶれのアーティストと3日間合計で約7000人の観客が集結した。

5日には約2500人のオーディエンスが大いに盛り上がった。オープニングアクトで登場したのは、4人組ボーカルグループのQUMANOMI。本編トップバッターは、Little Black Dressが務めた。そして、ハードなサウンドに乗せてステージに登場したのは、男闘呼組のメンバーを中心に結成されたRockon Social Clubだった。1曲目は、7月21日に配信リリースされた新曲「ザ・ファイター」。ベースの高橋和也は「50代の新人バンドです、よろしく!」とあいさつした。この後の男闘呼組カバー曲でも、ギター成田昭次とギター岡本健一のハーモニーに引き込まれる「自分勝手」、高橋和也のスラップベースと前田耕陽のキーボードが絡み合う「PARTY」などが披露された。「BACK IN THE CITY」では、ソロを各パートで1小節ずつ回していくと、青山英樹のドラムソロへ。高速ダブルペダルのごう音に熱狂が加速していく。ドラムソロ明け、カウントもなくサビから演奏が同時に始まる。曲終わり、岡本と高橋が言葉を交わしハイタッチをしている姿が印象的だった。

トリはMISIAが務めた。1曲目は「陽のあたる場所」。さらにホイッスルボイスに導かれて「つつみ込むように…」と次々披露し、ラストは「アイノカタチ」。アンコールには、9月1日にリリースされるMISIAとRockon Social Clubがコラボレーションした、NHKラグビーワールドカップのテーマソングとなっている「傷だらけの王者」をライブ初披露した。MISIAは「平和の次の最高のステージにみんなで行きましょう!」と締めくくった。

▼出演者

MISIA、男闘呼組、Rockon Social Club、ADDICT OF THE TRIP MINDS、MOUNTAIN MAN、清水ミチコ、黒田卓也、Little Black Dress、QUMANOMI(Opening Act)