元宙組トップスターで女優朝夏まなとが21日、東京・日比谷シアタークリエで、主演舞台「SHINE SHOW!」(9月4日まで、同劇場)の開幕を記念した取材に、小越勇輝、花乃まりあ、中川晃教とともに応じた。

オフィスビルで開かれるカラオケ大会と運営スタッフを描いたコメディー作品。18日に初日を迎え、朝夏は「お客さまの笑い声があふれている。コメディー作品はお客さまの笑い声があってこそとあらためて感じています。始まる前は胃が痛くなるくらいですが、いざ始まってみると、楽しいなと思う瞬間がある」と充実した表情を見せた。

運営側の会社員で、デキる女性役。役作りについて「舞台の袖にいらっしゃるスタッフの方、特に女性スタッフを参考にさせていただき役作りしました。とにかく頭が切れる女性なので、せりふをかむことが怖い」としながらも「きびきび動くテキパキ感、指示する時もノールック、おじぎの早さなどを意識しました」とした。

部下を演じる小越は「シチュエーションコメディーが初めてなのでドキドキしていたんですが、お客さんと一緒に完成していくんだと感じました。毎日、体温が熱いですよね。頭が振り回されながら頑張っています」、元アイドル役の花乃は「宝塚ではアイドル的な娘役さんがいらっしゃるけど、私はそうではなかったと思うので、かわいらしい娘さんを思い出して『できる、できる!』と思ってやりました」と話した。

中川は、朝夏が宝塚を退団してすぐのころに初めて会ったという思い出を振り返り「いつか一緒にできるといいですねと言ったんですが、まさかミュージカルでなく、こういう作品で!」と喜び、5年越しの約束がかなったとした。