新しい地図は29日、日本財団が共同で運営する「LOVE POCKET FUND」(愛のポケット基金)の新たな支援先が決定したと発表した。

23年(令5)6月から7月にかけて各地で発生した豪雨災害について、秋田県、福岡県、佐賀県など、全国各地で洪水や土石流などによる人的及び家屋への甚大な被害が発生し、複数県の市町村に災害救助法が適用された。

今回の大雨被害は被災地域が非常に広範囲に及んだため、元々限られた人数で行っている土砂を家屋からかき出す活動や、重機等を使った流木の撤去等の活動などは、支援活動を行う方々が複数の被災地域を頻繁に移動しながら少しずつ進めるという、逼迫(ひっぱく)した状況。

また、8月に入ってからの台風6号・7号の襲来もあったため、新たな被災も多く発生しており、猛暑の中行われている支援活動は、日々困難を伴いながらのものとなっている。

このたび、「LOVE POCKET FUND」では、被災した地域の復興支援として10団体10事業へ合計999万円の支援を決定した。10団体の中には、被災地域の中でも、今も復旧が遅れている福岡のみならず、複数地域を対象に、土砂撤去や浸水家屋への処置などの活動を行っている団体や、さらには秋田県で支援活動を行っている団体へ、資金提供を通じて、地域に寄り添った支援を行っていく。