イエモン吉井和哉“早期の喉頭がん”公表、「今年の年明けには根治」と報告

2023/10/11 15:24 Written by Narinari.com編集部

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ロックバンド・THE YELLOW MONKEYの吉井和哉(57歳)が、早期の喉頭がんであったことを公表した。今年の年明けには治療を終了、根治したという。

バンドの公式サイトに掲載された「12/28 日本武道館公演に関してのお知らせ」では、「昨年末に開催告知をいたしました2023年12月28日(木)の日本武道館公演に関して、ボーカル吉井和哉の十分な歌唱の準備を整えることができない為、開催を見送りとさせていただきます」と案内し、「楽しみにお待ちいただいた皆様には心よりお詫び申し上げます」と謝罪。

その上で、開催見送りに至った経緯として、吉井の状態について次のように報告した。全文は次の通り。

※※※ ※※※ ※※※

2021年12月28日に日本武道館での吉井和哉ソロ公演を終え、喉に違和感を感じたため、年明け早々に専門医の診察を受けたところ炎症によるポリープと診断されました。

その後、2022年1月14日のツアー東京公演を最後に、以降の公演を一時振替(のちに中止)にして2月にポリープ切除の手術を行うことになりました。

術後の声出し禁止期間を経てリハビリ期間に入りました。
この時の診断では3ヶ月後くらいからは歌えるのではないかという内容でした。

その後、ボイストレーニングも始めてゆっくりと発声をしていきましたが、夏前になっても満足いくように歌える状態にはならず、病院もいくつか診てもらうようになりました。

発声専門の医師の方にしばらく診ていただいている最中に再度ポリープらしき腫瘍が発見されました。
そして再び切除の手術を行なったのが9月でした。
この時点で当初予定していた、その年の12月の日本武道館ソロ公演を断念しました。

再び声出し禁止期間を経てゆっくりと発声を始めた頃、再び腫瘍らしきものが発見されました。

通常の声帯ポリープでは無いのではないかという疑いも生まれる中、10月に3度目となる切除手術を行い、大学病院へ検査を依頼することになりました。11月に出た大学病院での検査結果は早期の喉頭癌でした。

この段階ではむしろ早期の発見でよかったというご意見をいただくほどでしたし、治療をすれば3ヶ月ほどで完治するということに何の疑いもなかったので皆様に病名はお伝えしませんでした。

すぐに治療を開始することができ、今年の年明けには順調に終了し根治しました。

5月になった頃、まだ炎症が残っているのでしばらく歌唱は控えましょうという診断があり、当初の発声開始タイミングより遅れることになりました。

夏になり、昨年より制作にとりかかっていた新曲のボーカルレコーディングのタイミングが近づいているなか、新しいボイストレーニングも開始しました。

7月末にボーカルレコーディングの日を設定し、これが久々の歌唱になりましたが、その日のレコーディング直後は声がガラガラになってしまいました。

それでも後日、何回かテイクを重ねて1曲完成しました。

当初、GW頃からゆっくり歌唱を始めて年末公演に向かう予定でしたが、ライブさながらの曲数でバンド全体の大音量の中で歌うことを試みたのが9月でした。
初回は17曲を歌いましたが決して満足いく状態ではありませんでした。
再度、9月下旬にスタジオに入りましたが、まだ万全な状態ではありませんでした。

その後の診断や経過をみて、各所とも協議のうえ、今年の武道館で完全復帰を叶えるには少し準備が足りないと判断をしました。

お待ちいただいた皆様には本当に申し訳ない気持ちでいっぱいですが、今一度慎重に完全復帰に向かっていくつもりです。
前文にも出た新曲は11月に公開される予定です。
久々の、そしてTHE YELLOW MONKEY渾身の新曲になります。

最後に、ここに至るまで数々の病院にお世話になりました。
都度の判断に後悔や誤判断と思うようなことは一切ございません。
今後も関係各所の専門医の方に診ていただき日々のケアをしていきたいと思います。
改めてになりますが、年末公演を楽しみにお待ちいただいた方にはお詫び申し上げます。

いましばらくお待ちいただけますと幸いです。

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