株式会社LDH JAPANと三井不動産株式会社が13日、都内で「子どもや若者の夢を応援する取り組みに関する業務提携契約」を締結したことを記念し、記者発表会を行った。

同プロジェクトでは、ららぽーとなど三井不動産が運営する商業施設を活用し、子どもや若者が夢に「出会う」「追いかける」「実現する」ための施策を連携して展開していく。EXILEからは、LDH JAPAN代表取締役会長兼社長CEO兼CCOのEXILE・HIRO(54)、AKIRA(42)、TETSUYA(42)が登壇し、三井不動産常務執行役員で商業施設本部長の若林瑞穂氏と今後の展望を語った。

今プロジェクトは、子どもの夢を応援することを1つの軸としている。自身の幼少期の夢を問われたAKIRAは、サッカー選手を目指していた当時を振り返り「小3から高3まで約10年間、途中海外留学して本気でプロを目指しました。夢を見たのも、破れたのもサッカーでした」と明かした。

だが、その後ダンスと出会い、のちにダンス&ボーカルユニット「EXILE」としてデビュー。10年W杯で日本代表応援ソングを担当するなど、また違った形で自身の運命と交錯することとなった。「努力していた時間は無駄ではなかった。努力していたら、夢の方から歩み寄ってくれるというサプライズも体験できました」と自身の半生を振り返った。

TETSUYAは「水泳選手としてオリンピックに出るというのが大きい夢でした。中3で県大会に出ましたけど、自分のレベルの低さを味わって、甘い世界ではないなと挫折しました」と話した。92年バルセロナ五輪で、当時14歳だった岩崎恭子さんがメダルを取ったことが選手を目指すきっかけになったと明かし「年齢の近い人が世界で1位になる瞬間をテレビで目の当たりにして、夢をもらった瞬間だと覚えています。僕の人生の中では大きい出来事だった。夢の出会い、挫折、同時に感じさせてくれた経験が今に生きています」と振り返った。

今プロジェクトでは、みららぽーと内でのイベント開催や、ダンススクールの開校などを予定。三井不動産と、エンターテインメント業界とのコラボレーションは初となる。ダンススクール運営する株式会社EXPGの代表取締役社長CEOを務めるTETSUYAは「可能性が広がることにワクワクしている。ららぽーと南船橋にダンススクールが新設されるので楽しみ」と語り、AKIRAも「個人的な目標としては、EXILE TRIBE各メンバーを出身各地域のアンバサダーとして、エンターテインメントを通して活動できたらうれしい」と期待を語った。