X JAPANのYOSHIKIが、誕生日の20日、自身のYouTubeチャンネルで生配信を行い、単独インタビューに答えた。

冒頭、YOSHIKIは「非常にやりづらいな…」と苦笑。「ファンのみんなからQ&Aとか方がいいんじゃないかな?」と切り出し、ファンのコメントに返す形で開始。「誕生日おめでとう」などのコメントが寄せられ、「眠れてますか」という問いには「眠れてないよ」と打ち明けた。配信中は「いったん落ち着こう。分からなくなっちゃた」と漏らしつつも、懸命に気持ちを整理しながら言葉を紡いだ。

YOSHIKIは、先月29日に亡くなったバンドのベーシストHEATHさんが、昨年11月に同チャンネル内で出演した際の動画を振り返りつつ、訃報を聞いた当時のことに言及。「クラッシクツアーをやっていたんです。カーネギーホールで28日にやって。それですごくやり切った感があって。で、29日かな。ニューヨークで夜中に起きたら『お話があります』とマネジメントから連絡があって。その時はツアーに集中したくて。ちょっと見るのやめようと思って。絶えられないから。読むのが嫌で、内容は分からなかったけど、何となく重いんだろうなというのは勘で思っていて。見たのが夜中の3時とか。ちょっと気が動転して覚えてないの」と記憶が曖昧と明かした。

自身の判断で帰国したことも明かし、HEATHさんの遺族からは「明るく送って欲しい」と伝えられたという。「それがすごいずっしりきて。でも自分らしくふるまわなきゃいけないんだろうなと」と言葉を搾り出した。「その時点で自分が泣きまくって何が変わるんだろうと。自分が悲しんでる姿を周りに見せて何が変わるんだろうと。そのままいくしかないと。いつものように笑って、いつものようにおっちょこちょいで、そういう自分で行こうと。HEATHが自分の遺影の写真を選んでいたって聞いたの。最期まで、HEATHとして最期を迎えたって衝撃的すぎて」。時折、声を震わせ言葉を詰まらせつつも「よし、がんばろう」と自身を奮い立たせた。

メモリアルコンサート開催についても言及し「コンサートは早くても来年の春とか、夏とか。どういった規模にするのか、多分自分がやらなければいけないことだと思っている」と意志を示した。

インタビュー直前には、HEATHさんのお別れ会が28日に都内で開催されることが発表されている。