俳優の堺雅人（50歳）が、12月1日に放送されたトーク番組「あさイチ」（NHK総合）に出演。連続ドラマ「VIVANT」で共演し、“憧れの先輩”だという役所広司について、「近づきたいな、（役所広司に）似た何かになりたいなとは思いますけど」と語った。

番組のゲストに、映画「PERFECT DAYS」で、第76回カンヌ国際映画祭の最優秀男優賞を獲得した役所が登場。役所を良く知る人物として、ドラマ「VIVANT」で共演した堺がVTR出演した。

ドラマ「VIVANT」のエピソードとして、堺は「（最終回で堺と役所が対峙する重要なシーンが）あれが役所さんのクランクインなんです。それまでの歴史を感じさせてさようなら、っていうシーンだったので、僕だったらやりづらいと思ったんですけど、監督の福澤（克雄）さんはそういうところを第1発目に持ってくる監督さんなんですよね。厳しいというか。それに応える役所さんはすごいなって。役所さんを見ていると、本当に自分がせせこましい芝居をしているなって、本当に何だろう、僕という、演じる人間がいて、役所さんはつなぎ目なくそこにいることが出来るというか。違う人間になろうと思って、ヨイショ！って息詰めてやっているんじゃなくて、役所さんがそのままそこにいらっしゃるんですけど、それはもう役所さんじゃないし。あんまり言葉で上手く言えないんですけど、本当はずっと一緒にいて、横で、撮影前に台本をもらって、どんな顔をして、何から考え始めるんだろうっていうのから聞きたいんですけど。近づきたいな、似た何かになりたいなとは思いますけど」と語った。