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「瓜を破る」久住小春&佐藤大樹主演で実写化 TBS深夜ドラマ枠で1月23日放送スタート

「瓜を破る~一線を越えた、その先には」より久住小春&佐藤大樹
「瓜を破る~一線を越えた、その先には」より久住小春&佐藤大樹 - (c)『瓜を破る~一線を越えた、その先には』製作委員会

 累計発行部数350万部を突破した板倉梓のコミック「瓜を破る」が、元モーニング娘。でモデルの久住小春と、EXILE/FANTASTICS佐藤大樹のダブル主演で実写ドラマ化されることが明らかになった。久住は30歳を過ぎても性体験がないコンプレックスを持つ会社員役で民放連ドラ初主演。佐藤は人づきあいが苦手で無気力な青年というキャラクターでイメージを覆す役づくりに挑んだ。「瓜を破る~一線を越えた、その先には」のタイトルで、TBSの深夜ドラマ枠「ドラマストリーム」で2024年1月23日25時13分スタート、毎週火曜深夜24時58分~25時28分放送(※放送日によって放送時間が異なります)。

【画像】原作キャラと比較

 本作は、30代処女、事実婚、ルッキズム、ノンセクシャルなど、さまざまな現代の悩みや生きづらさを抱える登場人物たちが、懸命に生き、踏み出していくさまを描く群像ラブストーリー。誰にでも心当たりがありそうな、言葉にならない思いをあぶり出していく。脚本に、ドラマ「あなたがしてくれなくても」や「うちの弁護士は手がかかる」(放送中)などに参加してきたおかざきさとこら、監督に映画『決戦は日曜日』などの坂下雄一郎らが名を連ねる。

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 久住が演じるのは、ごく普通のどこにでもいるような会社員・香坂まい子。30歳を超えても性体験がないことから自分に自信が持てず、劣等感に悶々としていたが、自分を変えるべくある行動を起こす。体当たりのラブシーンもあると言い、久住は「ラブシーンは自分が出ていない作品では見たことがありましたが、実際演じるのはすごく緊張しました。スタッフの皆さんにたくさんご指導いただいて、無事に進めることができました。ラブシーンをはじめ、初挑戦の場面もたくさんあって、体当たりの演技をしています」と撮影を振り返っている。

 佐藤が演じるのは、人と関わることが苦手なOA機器管理会社の契約社員・鍵谷千里。過去に夢にやぶれた経験があり、そのトラウマからどこか無気力で人見知りに。コピー機の修理でまい子と知り合い、物語が始まる。佐藤いわく「今まで自分が演じたことのない役柄」で、「普段の現場では、たくさん喋ってみんなを盛り上げるタイプですが、この現場においてはなるべく鍵谷でい続けたいと思い、現場で隅っこの方にぽつんといるようにしました。最初に久住さんにも、「静かにします」と断りを入れました(笑)」と話す。

原作書影 (C)板倉梓/芳文社

 久住、佐藤、原作者・板倉梓、プロデューサー・田中美幸のコメント全文は下記の通り。(編集部・石井百合子)

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久住小春

 監督とお話しさせていただいて、“普通に見えてこんな子が実は”という部分を重要視して役作りしました。例えば、普段の私は人と会話するとき、相手の目を見て話しますが、まい子は目を見て話すことができないキャラクターなので、そういった自分に自信がない様子や、少し内気な部分を精細に演じました。ラブシーンは自分が出ていない作品では見たことがありましたが、実際演じるのはすごく緊張しました。スタッフの皆さんにたくさんご指導いただいて、無事に進めることができました。ラブシーンをはじめ、初挑戦の場面もたくさんあって、体当たりの演技をしています。まい子という役は本当にたくさんの方に共感していただけるのではないかと思います。精一杯まい子を演じていますので、ぜひたくさんの方に見ていただきたいです。よろしくお願いします。

佐藤大樹(EXILE /FANTASTICS)

 最初にこのドラマのお話をいただいたときは、すごくうれしかったです。漫画をイッキ読みしたら、内容も面白かったですし、原作ファンの方もたくさんいらっしゃるので、多くの方に愛されている作品をやるというプレッシャーを感じました。人に言えない悩みは誰しもが抱えているものだと思います。それを鍵谷はまい子と出会って乗り越えようとするし、まい子と出会ったことで中身も見た目も変わっていくという男の子かなと思います。今まで自分が演じたことのない役柄だったので、すごくフレッシュな楽しい気持ちで現場に臨んでいます。普段の現場では、たくさん喋ってみんなを盛り上げるタイプですが、この現場においてはなるべく鍵谷でい続けたいと思い、現場で隅っこの方にぽつんといるようにしました。最初に久住さんにも、「静かにします」と断りを入れました(笑)。抱えている悩みがそれぞれ違う人物が登場するので、きっと視聴者の皆さんにも共感できる部分がたくさんあると思います。鍵谷も、視聴者の皆さんにたくさん愛される人物であってほしいという願いを込めて丁寧に演じていますので、ぜひ鍵谷の成長とまい子さんとの関係を見守ってもらえたらうれしいです。

原作・板倉梓

 撮影現場を見学させていただきましたが、キャストの皆さんや制作スタッフの方々が原作を丁寧に読み込んで、そのテーマや空気感、登場人物のことをとても大切にしながらドラマを作ってくださっていることがわかり、うれしかったです。原作者としても一視聴者としても、このドラマを見るのを楽しみにしています。

プロデューサー・田中美幸

 『瓜を破る~一線を超えた、その先には』で描かれるのは、私たちの周りにいるであろう誰かの、ささやかな物語です。原作には30代処女、非正規雇用、事実婚、仕事と家庭の両立、ルッキズムの悩みなど、登場人物たちのそっと胸に秘めている感情がとてもリアルに描かれており、自分の友人の話を聞いているかのような感覚を覚えました。本ドラマでも、素敵なキャスト、スタッフと共に、それぞれが悩んだ末に、自分の殻を破って踏み出していく姿を、丁寧に描いていきたいと思います。まい子と鍵谷の不器用でピュアな恋の行方を、最後まであたたかく見守っていただけるとうれしいです。

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