Sexy Zoneが25日、東京ドームでライブを開催した。初の3大ドームツアーの東京2日目公演。グループ改名を発表しており、Sexy Zoneとして行うラストステージでメンバー4人が躍動。クリスマスの夜に、ファン5万5000人を沸かせた。

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ライブ序盤に、中島健人(29)が「メリークリスマス! 聖なる夜に皆さんと会えるのがうれしいです」と、らしくアピール。菊池風磨(28)が「声出てる?」「叫んでる?」と尋ね、「Sexy Zoneって叫べるの、これが最後なんだぞ! 叫べ~!!」と呼びかけた。客席から悲鳴のような歓声があがった。

11年11月にデビュー。昨年末にマリウス葉さん(23)が脱退し、今年は4人組として初めて走り抜けた1年だった。昨年12月に念願の東京ドーム&京セラドーム大阪公演にたどり着き、今年は福岡PayPayドームも加えた初3大ドームツアーと、着実にステップアップを重ねている。

10月には改名も発表した。所属するSMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)は、創業者ジャニー喜多川氏(19年死去)の性加害問題に揺れる。佐藤勝利(27)は「最近はいろいろな不安がある中で、ライブに来てくれたり、応援してくれたり…本当に感謝しています。泣きたくなるときは我慢しないで。その泣き顔を僕たちが笑顔に変えていきます」と呼びかけた。

本編終盤にはグループ名を冠したデビュー曲「Sexy Zone」を披露。松島聡(26)は「Sexy Zoneの松島聡です、って言えるのもあとわずかとなってしまいました」と感慨深げにあいさつした。中島は「次なるフェーズでも、輝かしい未来、熱い絆、そしてSexy Lovers(ファンの愛称)との愛情、1つ1つ紡いでいこうと思っています」と誓い、「メリークリスマス。そして最後に、セクシーサンキューフォーエバー」と締めて拍手を浴びた。

菊池は「初めてSexy Zoneと聞かされた時のあの日の衝撃はいまだに忘れることなく、ある種トラウマとして心に刻まれています。皆さんも一緒かもしれません」とユーモアを交えつつ回想し、笑いを誘った。「そんなSexy Zoneがみんなに支えられて、いつの日にか5万5000人が一堂に会すようになって。それをつないでいるのが名前だとするなら、誇りを持ってここに立つことができています」と笑顔で感謝した。【横山慧】