Travis Japanが4日、横浜アリーナで、全国ツアーの初日公演を開催した。

1日に石川県能登地方で発生した地震を受け新潟公演は中止となったが、パフォーマンスを磨いて培ってきたエンターテインメントでファンを魅了。2024年も“トラ年”にして日本を元気にする。

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高さ6・5メートルのゴンドラから7人が登場し、全員がサングラスを外し不敵に笑うと、ファン1・5万人が沸いた。松倉海斗(26)や吉澤閑也(28)が「横アリ~明けましておめでとうございます! ことよろ!」と元気よくあいさつ。デビュー前から歌い続けた代表曲「夢のHollywood」で、リーダー宮近海斗(26)は「辰(たつ)年もTravis Japanです。今年も“トラ年”で頑張ります!」と呼びかけ、大歓声を浴びた。

今年初のライブで、先月20日、22年10月の全世界配信デビュー以来初めてのCD作品となる初アルバム「Road to A」を発売。七五三掛龍也(28)は「CDデビューしたよー! 夢をかなえられたのはファンの皆さんのおかげ。本当に感謝です」、中村海人(26)も「(音楽チャート)1位をいっぱいとってた。みんな、マジすげえよ!」と伝えた。

今月13、14日に予定していた新潟公演は地震の影響で中止となった。川島如恵留(29)は「確約はできませんが、振り替え公演を頑張って作ろうとしています。確約はできませんが、可能な限り皆さんにエンターテインメントを届けていきたいと思います」と述べた。宮近は「会場は違っても、ここから楽しい明るいエネルギー届けて、不安な人を明るくできるように、みんなで元気出していきましょう」と願った。

デビュー2年目、グループとしての抱負を松田元太(24)が「周」としたためた書き初めを披露した。「このツアーを走りきりたいというのはもちろん、今後もいろんな場所をまわっていきたいという思いを込めて書きました」と笑った。宮近が「2024年、ファンのみんなとTravis Japanと、いろんなところで周りのみんなを幸せにするグループでいちゃっていいですか?」と呼びかけ、メンバーも観客も「賛成~!!」と呼応した。【横山慧】

○…初アルバム「Road to A」のグローバルエディションを2月12日に配信リリースすることも発表された。日本語収録曲13曲を全編英語詞にして再収録したもの。川島は「全編英語詞に挑戦しました!」と報告し、ファンから「おめでとう~!」と祝福された。中村は「全く味が違うアルバムになったね」と言ってうなずいた。