X JAPANのYOSHIKIが10日(現地時間9日)、米国のTCL・チャイニーズ・シアターで行われた手形・足形完成披露セレモニーに出席した。

昨年9月に日本人として初めて手形・足形を刻印。「日本の歴史における最も影響力のあるミュージシャンおよび作曲家」として、過去30年間の音楽、ファッション、映画での成果、そして慈善活動への貢献をたたえられた。ハリウッドで100年の歴史を誇る同劇場でこの伝統が始まって以来、存命のアーティストが完成した刻印を披露するのは、極めて異例という。

YOSHIKIは「まさか、自分がトムハンクスなどの名前の横に手形が刻印されるなんて想像もしていませんでした」と感慨に浸った。「ファンの皆さんどうぞ自由に叫んでくださいね」と会場に呼びかけると大きな歓声にも包まれた。

スピーチの中では、自身の両親やバンドメンバーの訃報が近年相次いだことにも触れ「今でもどのようにこの悲しみを乗り越えたらいいか分かりません」と吐露する場面も。元日に発生した能登半島地震にも言及し「ニュースを観て心を痛めています。本日決めたのですが、自分自身のクリスタルピアノを寄付することに決めました。被災者の方に役立てていただきたい」。被災地支援のために、愛用する私物のクリスタルピアノをチャリティーオークションに出品することを明かした。すでに1000万円を日本赤十字社に寄付することを公表している。また、同イベントのレセプションでは「Forever Love」を演奏。被災地への祈りをささげた。

スピーチの最後には、「ファンの皆さんが常に支えてくれています。だからこそ私は毎日を生きていけるのです」と感謝。「私は自分に言い聞かせているのですが、できるだけ長く生きなければいけない。空にいる人たちのために。今日はこの美しい習慣を頂きありがとうございます。皆さん愛しています」と結んだ。