ミュージシャンGACKTが1日、X(旧ツイッター)を更新。性加害疑惑を報じた週刊誌との訴訟で和解した映画監督の園子温氏について言及した。

園監督が週刊誌との和解を経て当該記事が全文削除されたという記事を引用し「書かれた時の本人のダメージは相当なはず。だが時間が経てば関係者以外はみんなほとんど覚えていない。あの時はコメンテーターも憶測で言いたい放題だったのに、それに対しての謝罪も無し。これが現実の週刊誌事情だ。まさに、書いたたもん勝ち。ひどい現実」とつづった。

園監督はこの日、自身の公式サイトで「関係者及びファンの皆様 ご報告」と題して文書を発表した。

「私に関する2022年4月5日発売号の週刊女性の記事、翌週4月12日発売号の同記事、及び週刊女性PRIMEにおける左記と同一の内容のインターネット記事について、事実と異なる点が多々あり私の名誉を棄損したとして、週刊女性の発行元である主婦と生活社及び同誌編集長らを被告として、訴訟を提起しておりましたが、令和5年12月27日、被告がこの2つのインターネット上の記事を全文削除することを受け入れたことから、裁判上の和解により解決いたしましたのでご報告いたします。この和解に従い、すでにこの2つのインターネット上の記事は全文削除されております その上で皆様には、大変ご心配をおかけいたしましたが、引き続きご支援のほどよろしくお願い申し上げます」とつづり、文書の末尾に直筆の署名をしたためた。

園監督をめぐっては、22年4月4日の「週刊女性PRIME」及び同5日発売の「週刊女性」が、複数の出演女優に性行為を迫ったり性行為に応じれば仕事を与えるなどと説明し、行為に及んだなどと報じた。園監督は内容に事実と異なる点が多々あるとして、同5月18日に主婦と生活社に損害の賠償と謝罪広告とインターネット上の記事の削除を求める訴訟を提起していた。