SixTONES松村北斗(28)上白石萌音(26)が10日、都内で、ダブル主演した映画「夜明けのすべて」(三宅唱監督)の公開記念舞台あいさつに出席した。上白石が「すごい顔」をしていたという秘話が明かされた。

前日9日に公開を迎え、「テーマからしたら驚くくらい、クスクス笑えたり救われる作品です。昨日を皮切りに、救われる人数が増えていけばいいなと思っています」と願った。「皆さんで一緒に大きくこの輪を大きくしていっていただければと思います」と呼びかけた。

上白石も「いよいよ昨日公開されましたが、映画に携わった一員として、皆さんより少し早く映画を見た身として、早く公開されないかなと思っていましたので、うれしいです」と喜んだ。「どんな感想を持たれたかは分かりませんが、少しでも心が温まっていたらうれしいなと思います」とほほ笑んだ。

パニック障害とPMS(月経前症候群)をそれぞれ抱えた男女が、職場の人たちの理解に支えられながら、同志のような感情を芽生えさせていく物語。21年のNHKテレビ小説「カムカムエヴリバディ」以来の顔合わせとなった2人が繊細な心のふれあいを描く。

現場でのエピソードを聞かれ、松村は「リハーサルで好きだったのが、山添(松村)が藤沢さん(上白石)と車を洗うシーン。『キュー』という音が、本番の倍くらいの音量がして。藤沢さんがギロッてにらんだテストがあって」と打ち明けた。三宅監督も「すごい顔してました」と回想。上白石は「あははは!」と口を押さえて爆笑し「藤沢さん的に、かなり嫌な音だったので、にらませていただきました。懐かしいです」と振り返った。

りょう(51)光石研(62)らも出席した。