KinKi Kids堂本剛(44)が、12日深夜放送の文化放送「KinKi Kids どんなもんヤ!」(月曜深夜0時5分ごろ)に出演し、過去に発症した突発性難聴の後遺症に悩まされている現状について話した。

堂本は元日、KinKi Kidsのコンサートのため京セラドーム大阪の楽屋にいるときに能登半島地震が発生し、「楽屋にいてもすごい地面がヌルヌルヌルヌルしているみたいな感じの揺れ方だった。相当、怖く感じて…」と回想。「東北の震災のときもそうでしたけど、大きい揺れを体感したので、いろいろよみがえる感じになるんですよね。体が変な感じになって、パニック症というほどではなかったんですけど、コントロールが変になっちゃって、船酔いみたいに気持ち悪くなった」と体調に異変を感じたといい、「日本は地震が多いから、地震が起きるたびにちょっとそういう感じになる」と明かした。

被災地の復興支援や被災者への思いを語る中で、「いきなり元の生活に戻ることなんて本当に難しいから。僕の体のこともそうですけれども、本当に少しずつ、少しずつなんです。一気に戻るとも思っていないし、お医者さんからは『戻らない』とは言われていますよ、後遺症だからね」と、17年に発症した突発性難聴の後遺症についても言及し、「でもやっぱり皆さんとステージで会いたいなと思ったときにはこの耳を治す方向にもっていかないといけないし、メンテナンスも怠ってはいけなくて、病院を変えてみたり、先生を変えてみたり、飲むものを変えてみたりとか、いろいろやってるんです」と説明した。

現在も「『今日、調子良いかも』っていけるときもあれば、気圧で耳が聞こえづらくなったり、寒い外とかでずっと仕事してるとちょっと聞こえづらくなってしまう。そういういろいろなことがあって自分のハンドリングで過ごせている日と過ごせていない日がある」という。「でも本当に焦らずに少しずつ少しずつ、今よりも1ミリでもいいから良くなるようにと思ってやっているんです」と前向きな思いを語り、被災者やファンや向けても「1ミリ1ミリ、自分の人生を自分の心で優しく強く生きてほしいなと思っています」と呼びかけた。