星組トップ礼真琴主演の「RRR×TAKA“R”AZUKA～√Bheem～」「VIOLETOPIA（ヴィオレトピア）」は、あす23日に東京宝塚劇場公演の初日を迎える。前作本拠地作から休養していた礼の約4カ月ぶり復帰作。兵庫・宝塚大劇場は、1月5日に幕を開け2月4日に終了。宝塚公演を完走して次なるステージへ向かう。東京公演は4月6日まで。

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昨年来の公演計画見直しで、宝塚公演は、当初予定より4日遅れての開幕だった。歌って踊るインド映画を原作にした「RRR」。礼は、休養前の取材で「次にお会いする時には必ずレベルアップして戻って参りたい」と話していた通り、歌、ダンスとも、卓越した技量を存分に発揮した。

“超高速”“激ムズ”と話題を集めたインドのダンス「ナートゥ」にも挑戦。同じく劇団きってのダンサーとして知られる人気スター暁千星と、見事なシンクロでも魅了した。

「RRR」は大ヒットしたインド映画をもとに、圧政を敷くインド総督と戦うべく立ち上がったゴーンド族の守護者ビームと、大義を内に秘める英警官ラーマの友情、絆を描く。

主人公ビームに礼がふんし、盟友ラーマは暁。トップ娘役の舞空瞳は、インド総督のめいながら分け隔てない愛情を注ぐジェニファー、人気スター極美慎はその婚約者を演じた。

礼、舞空に暁と、星組が誇る“ダンサー・トリデンテ”は、「劇場」をテーマにしたショーでも魅了。暁が女役にふんして、礼とからむ場面もあった。心身ともにリフレッシュした礼率いる星組。その個性が凝縮された公演となっている。【村上久美子】

インド映画をもとにした芝居に臨む星組トップ礼真琴（前列右）と暁千星（同左）。後列中央は極美慎（撮影・村上久美子）
インド映画をもとにした芝居に臨む星組トップ礼真琴（前列右）と暁千星（同左）。後列中央は極美慎（撮影・村上久美子）
女役に臨んだ暁千星（後方）とからむ星組トップ礼真琴（撮影・村上久美子）
女役に臨んだ暁千星（後方）とからむ星組トップ礼真琴（撮影・村上久美子）
イギリスの圧政に立ち向かうビーム（礼真琴＝左）と、ラーマ（暁千星）（撮影・村上久美子）
イギリスの圧政に立ち向かうビーム（礼真琴＝左）と、ラーマ（暁千星）（撮影・村上久美子）
ショーでも歌に、ダンスにはじけた礼真琴（中央）舞空瞳（右端）暁千星（左端）ら星組メンバー（撮影・村上久美子）
ショーでも歌に、ダンスにはじけた礼真琴（中央）舞空瞳（右端）暁千星（左端）ら星組メンバー（撮影・村上久美子）