お笑いコンビFUJIWARA藤本敏史(53)が23日、公式YouTubeチャンネル「FUJIWARA超合キーン」で芸能活動を再開した。

藤本は黒のスーツ姿で相方の原西孝幸とともに出演。冒頭、神妙な面持ちで「このたびは自分が起こした事故でお相手の方には大変ご迷惑をおかけし、大変申し訳ございませんでした」と謝罪。「自分の軽率な行動によってファンの皆さんの期待を裏切り、ご心配をおかけし、お仕事の関係者の方々にも決まっていた仕事や収録済みの番組などでご迷惑をおかけしました。重ねておわび申し上げます」と頭を下げた。

自粛前は相手への謝罪と警察への協力を最優先し、影響を考え会見を控えたとした。「処分を重く受け止めます」とし、「今後2度とこのようなことを起こさぬようにいたします」と決意を表明。自身を見つめ直し、「許されるのであれば、また以前のようにお笑いの仕事をしたい」と訴えた。

原西に対しては「また一緒にFUJIWARAとして活動したい」と伝えたといい、「1つ1つの仕事を真剣に取り組んでいき、信用してもらえるように頑張っていきたい」。

一方、原西は「処分が出たからこれで終わりというわけではないし、決して許されるものではない。言葉を選ばずに言うと、バカで無責任な行動だった」とバッサリ。続けて「ただ、もし世間の皆さまが許していただけるのであれば、相方とお笑いがしたい。また、2人でFUJIWARAのお笑いを届けられるように頑張っていこうという気持ちはお互い持っております。応援していただける皆さまには、見守っていただけるとありがたい」と理解を求めた。

東京地検などによると、藤本は昨年10月4日、東京都渋谷区の交差点に赤信号を見落として進入し、女性が運転する車に衝突する事故を起こしたのに警察に通報しなかったとしている。所属する吉本興業は同11日、当面の間の芸能活動自粛を発表。その後、藤本は道交法違反の罪で略式起訴され、東京簡裁が1月17日に罰金2万4000円の略式命令を出していた。