滝沢秀明氏(41)が代表取締役を務める芸能事務所TOBEの所属タレントが出演する初のコンサート「to HEROes~TOBE 1st Super Live~」最終公演が17日、東京ドームで行われた。4日間で計22万人を動員。観客への撮影許可や世界生配信なども実施し、滝沢氏は「世界に飛び立つきっかけに」と語るなど、グローバル展開を見据えたステージとなった。【玉利朱音】

滝沢氏にとって、同公演は世界に向けての第1歩でもあった。4日間で計22万人動員も「手応えというより、スタートラインに立ったなという感じ。ここまでは正直やろうと思えば誰でもできる」と慢心はない。ライブにも“世界”を意識した施策を入れ込み「日本はもちろん、グローバルに通用するアーティストを作りたい」と意気込んだ。

序盤8曲という長い尺で観客の撮影が可能となった。海外ではSNS発信を前提とした撮影OKライブが一般的。「最近の主流ですね。ファンの方目線の動画を拡散するというのは当たり前になってきています」と語った。「クローズドで楽しむ良さもある」としつつ「今は開放して彼らの良さを知ってもらう段階」と冷静に分析。多くの観客がスマートフォンを構えつつ熱心に声援を送り、滝沢氏は「ファンの皆さんも初めての経験の方が多いと思うんですけど、楽しんでやってくださっていますね」と笑顔を見せた。

初コンサートを振り返り「熱い思いと覚悟を持ったアーティストがいて、それを理解して付いてきているファンの方たちなので、とてもじゃないパワーを感じますね」と笑顔。「みんな曲数が全然ない中でドーム公演やらされたり(笑い)、単独やれって言われても文句言わずに一緒に戦う精神でいてくれる。心強いですね」。大きな目標へ始まったばかりのTOBEメンバーの挑戦を、温かい目線で見守った。