元大相撲力士で俳優の富栄ドラム(31)が、舞台「ルール~『十五少年漂流記』より~」(東京・よみうり大手町ホール、5月16日~)に出演することが25日、分かった。同作が舞台初出演となる。

富栄は昨年のTBS系ドラマ「VIVANT」で一躍ブレーク。舞台は初挑戦で「人生初めての舞台で緊張しますが、新しい物語の世界に入っていく事にとてもワクワクしています」とコメントを寄せた。

同舞台は、フランスの作家ジュール・ヴェルヌの冒険小説「十五少年漂流記」を基に、孤島で極限状態に置かれた学生たちが、ルールを制定して共同生活を送る姿を描く。上演台本と演出は鈴木勝秀氏が担当する。

富栄は見習い水夫のモコ役。「モコという人物を通じ、これまでとはひと味違う一面を見ていただけるよう、しっかり稽古を積んでみんなのエネルギーと融合した最高のモコを作りあげたい一心です!」と意気込んだ。

主演のブリアンを演じる荒井敦史は「本当に個性豊かなキャストが集まっていると思うので、皆さんと熱く、繊細に、時に大胆に良い意味でぶつかり合って、濃密な稽古期間に」。とコメント。ドニファン役の嘉島陸は「遭難した孤島で、自分達が作り上げたルールのなかを生き抜くドニファンの善悪、さまざまな感情を大切に」。エバンズ役の駒田一は「今から稽古するのがワクワクドキドキしてます。とにかくいつも通り、いっぱい悩んで苦しんで、そして楽しむ」とコメントを寄せた。