伝説のギタリストChar(60)が、今月16日に静岡市民文化会館大ホールでデビュー40周年記念ライブを開催することになり、日刊スポーツの取材に応じた。

 「歌とギター演奏の10+10でやります。福山雅治君が作ってくれた曲も歌いますよ」。福山の手掛けた曲は「7月7日」で、七夕に不意にプロポーズされた女性の思いを描いている。最新アルバム「ROCK+」に収録されている。

 東京生まれのCharだが、静岡とは縁がある。「おばが静岡市に住んでいて、子供の頃から来ています。裾野あたりでゴルフもするし、大好きな伊豆半島に伊豆急に乗って行きます。帰りに熱海に寄ったりね。あと、Charだけに茶かな(笑い)」。

 スポーツ好きで、J2清水の動向を注目している。「昨年から試合をチェックしています。(J2降格の)こういう時だからこそ応援したい。近々、アイスタにも行きますよ。あとプレミアリーグのトットナムが好き。1位がエスパルス出身の岡崎(慎司)君がいるレスターで2位がトットナム。リーグも終盤で複雑な思いで見ています」。

 21歳でデビューし、6月16日で61歳になる今、ステージに立って感じることがある。「スポーツと違うのは、40年前の曲を今の俺がやって解釈して表現できるところ。『若い時のChar、ざまあみろ』です」。

 体力もギターを弾いて立つことで維持している。取材当日、ギターはなかったが、エアギター姿を披露してくれた。音楽界のカリスマでありながら、サービス精神旺盛。そんな姿が静岡ライブでも見られそうだ。【柳田通斉、鈴木正章】

 ◆「Char40周年ライブIN静岡(静岡市民文化会館大ホール)」=16日(土)午後5時開演。チケットの問い合わせは、あさひテレビ事業部電話054・251・3302