昨年のTBS系ドラマ「下町ロケット」に出演した歌舞伎俳優中村歌昇(27)が、マーリンズのイチロー外野手(42)の世界最多安打記録達成を祝福した。

 16日は都内で、弟中村種之助(23)と勉強会「第2回双蝶会」(8月23、24日、東京・国立劇場)について取材会を行っていた。イチローについて聞かれると、兄弟2人してうれしそうに笑みを見せた。2人とも、最初に好きになった野球選手はイチロー、髪形もまねしていたという。歌昇は「日本人として誇りに思います。とても刺激になります」、種之助も「積み上げることが大事なんだと思います」。

 「双蝶会」の今年の演目は、「菅原伝授手習鑑(てならいかがみ)」から「車引」「寺子屋」を上演、歌昇は両演目で松王丸を、種之助は梅王丸と武部源蔵を演じる。同会は来年も公演予定。