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これまでに全世界で1億枚以上のセールスを記録。ここ日本でも絶大な人気を誇るボン・ジョヴィのジャパン・ツアーが1月16日、京セラドーム大阪で幕を閉じた。

チケット情報

2年ぶりとなった来日は、昨年6月に発表した最新アルバム『ロスト･ハイウェイ』を携えたワールド・ツアーの一環。名古屋、東京、大阪の各ドームを廻る大規模なもので、洋楽ロック・バンドの日本におけるスタジアム公演回数はローリング・ストーンズの33回を上回る39回というのだから、いかにボン・ジョヴィの人気がすさまじいものかおわかりだろう。

ライブは2時間強。スタジアムならではの巨大なステージ・セットであったものの、とくべつ派手な作りではなく、そして特効もなく、あくまでも演奏と歌をストレートに、シンプルに聴かせる演出だった今回の来日公演。これは、ベテラン・バンド、ライブ・バンドとしての自負があるからこそのものである。加えて、オープニングやハイライトにまとめて代表曲を披露するパターンでなく、それらをまんべんなく配置させたメニュー構成も見事なものだった。だから結局、最後まで観客はまったく飽きることなく、つまり『夜明けのランナウェイ』『リヴィン･オン･ア･プレイヤー』『バッド･メディシン』といった大ヒット曲と同じテンションで新曲もばっちり楽しめたというわけである。これ以上なにも求めるものがないロック・ショーでありエンタテインメント・ショーであった。

なお、今回のボン・ジョヴィのジャパン･ツアー、1月14日の東京ドーム公演が生中継されたのだが、3月22日(土)午前3時50分からWOWOWにて再放送が決定している。

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