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ハリウッドを代表するスーパースター、ウィル・スミスにとって8作品連続となる全米興収1億ドルオーバーを記録したアクション大作『ハンコック』の舞台あいさつ付き先行上映が23日、新宿ピカデリーで開催され、主演のウィル・スミス、シャーリーズ・セロン、そして劇中で主人公ハンコックを支えるPRマンの日本語吹き替えを務めたEXILEのMAKIDAI（眞木大輔）がステージに登場した。

ウィル・スミス演じる嫌われ者のヒーローが“やりすぎパワー”を発揮し、真の英雄へと目覚める姿を描いた『ハンコック』。この日の舞台あいさつでは、ウィルが文字通りのやりすぎなサービス精神を全開させた。「今日集まったお客さんはみんな美男美女だね」と語るとステージを降り、前方に陣取るマスコミ陣から無理やりカメラを強奪し「これでみんなを撮ってあげるよ！」とシャッターを押しまくったかと思えば、フォトセッション（マスコミ向けの写真撮影）の際に、客席の女性ファンをステージに上げ、一緒に写真に収まるという一幕も。突然の出来事に、埼玉県から来たという女性ファンは喜びと驚きで言葉を失っていた。

そんなウィルのサービス精神にMAKIDAIも「15歳のころからファン。今も本当の意味でスーパーヒーロー」と圧倒されている様子だった。これに対しウィルは「15歳からだって？　どうりで俺も歳をとったもんだよな」と少し照れていたが、常にヒットメーカーとしてハリウッドの最前線に立つ彼の根底に、皆を純粋に楽しませたいと思う気持ちがあふれていると確信させる舞台あいさつとなった。もちろん、ウィルのやりたい放題に、分刻みのスケジュールを進行させる宣伝スタッフは冷や汗の連続だったようだが……。

『ハンコック』
8月30日（土）より、丸の内ピカデリー1ほか全国ロードショー

取材・文：内田涼

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