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玉山鉄二、東南アジアで無実の罪で逮捕?!
2008年10月17日 17時38分 []
「プリズナー」の制作報告会見
「プリズナー」の制作報告会見(前列左から)石黒賢、玉山鉄二、鶴田真由、水谷俊之監督、池田成志、佐田真由美、中村俊介、草刈麻有

「パンドラ」に続くWOWOW連続ドラマW第2弾「プリズナー」の制作報告会見が開かれ、玉山鉄二をはじめ、鶴田真由、石黒賢、中村俊介ら豪華キャストと水谷俊之監督が登壇した。

この作品は、無実の罪で投獄された壮絶な実話を描いた、沢井鯨の小説「P.I.P.プリズナー・イン・プノンペン」が原作。主演の玉山鉄二が、異国への旅行途中にいわれのない罪で逮捕されてしまう元教師を演じる。映像化が不可能と言われていた作品だが、海外ドラマ風な物語をやりたいという話から選ばれたという。最近は海外に渡航することは珍しくなく、全く価値観もモラルも違う異国での行き違いは誰の身に起きてもおかしくない話。水谷監督は「いつでも現実に起こり得る題材であるという辺りのリアリティをどう出していこうかというところに意を砕いて撮りました」と映像化への思いを語った。

撮影にあたり、架空の国“SERAIVIA(セライビア)”を作り上げるため、1ヵ月に渡る大規模な海外ロケを敢行。連続ドラマの撮影としては地上波含めて異例のことだ。「タイのスタッフを含め、常に100人位で動くというサイズの撮影だったので、撮影条件をどうやってクリアしていけばいいのかということも含めて、かなりチャレンジングな企画でした」(水谷監督)。雨季のタイで1ヵ月の撮影は無謀だと言われていたが、幸い天候には恵まれていたそうだ。キャストにとっては暑さが大変だったとの声が多かったが、「タイで撮影したことで“街の匂い”や“南国の光”が登場人物の背景に影響を及ぼしていた気がします」(石黒)と、日本とは違う雰囲気や温度、湿度感が作品にも反映されているようだ。

「民放では表現できないような、奇抜であり、ヒューマンでもあり、すごくテンポのある作品です」(玉山)、「ジェットコースターに乗ったような感じ。とりあえず、1回目は両手離してストーリーに乗っかって見て欲しい」(鶴田)という今作は、誰が敵なのか味方なのかわからない予測不可能な展開も見どころ。連続ドラマW「プリズナー」は11月16日から毎週日曜夜10時にWOWOWにて放送(全5話)。初回は拡大版で無料放送される。

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