あなたが好きなタレントの
出演情報をメールでお知らせ♪

タレント ニュース

演 劇

あの古田新太を弱気にさせる男の存在とは
2008年11月11日 18時47分 [演劇]
舞台「リチャード三世」製作発表
「リチャード三世」出演者たち

劇団☆新感線の看板俳優にして、ドラマや映画などでも個性的な役どころで強烈なインパクトを残す怪優・古田新太が、今冬、シェイクスピア登場人物の中でも極めつけの悪党・リチャード三世に挑む。その舞台「リチャード三世」の製作発表が11月10日に都内にて行われ、古田のほか、演出のいのうえひでのり、共演の安田成美らが出席した。

「リチャード三世」は、15世紀のイングランドを舞台に、王位をめざした男が、血縁を陥れ、悪行の限りを尽くし、己の欲望のままのし上がっていく姿を描いたピカレスク・ドラマ。コンプレックスからくる狂気、孤独によって倍増される憎しみ、モラルにとらわれない奔放さを体現するリチャード三世には、今まで数々の名優たちが挑んできた。このタイトルロールに、俳優生活25周年を迎える古田新太が満を持して挑むことになる。

この重みのある役に、さしもの古田もかなりプレッシャーを感じているのか「毎日後悔してます。なぜ受けてしまったのか……あんなにやりたかった作品なのに、あんなに面白かった本なのに、色褪せて見える」「(演出の)いのうえさんに期待することは、セリフのカット」などなど、弱気な発言。とはいえ「25年間役者をやっていて、今までものすごくインチキにやってきたのでここはひとつ、真面目にやろうと思っています」と肚をくくっていた。その古田演じるリチャード三世に、父と夫を殺されながらも結婚を承諾してしまう皇太子未亡人アンには、11年ぶりの舞台出演となる安田成美がキャスティングされた。こちらも古田につられたように「(この話を聞いた時)いのうえさんの演出で、古田さんと同じ舞台に立てるというのはとても楽しみだと思って、すぐにやりたいと思いましたが、この場にきて(プレッシャーで)ちょっと後悔」と発言しながらも、楽しそうな笑顔を見せていた。そのほかにも、榎木孝明、大森博史、三田和代、銀粉蝶、久世星佳、天宮良、山本亨、増沢望、西川忠志、川久保拓司、森本亮治、久保酎吉、若松武史といった強力なキャストが脇を固める。

演出を担当する劇団☆新感線のいのうえひでのりは、「この作品はいつかはやりたいなと、子どもの夢のようにずっと思っていた。自分のアレンジなどは極力控えて、オーソドックスに、(シェイクスピアに)真っ向勝負します」と意気込みを語っていた。公演は、12月22日(月)から28日(日)まで大阪・シアターBRAVA!、2009年1月10日(土)・11日(日)に仙台・イズミティ21 大ホール、19日(月)から2月1日(日)まで東京・赤坂ACTシアターにて行われる。大阪・仙台公演は現在チケット発売中、東京公演は11月22日(土)に一般発売開始。なお、@電子チケットぴあでは、11月16日(日)11:00まで先行抽選販売「プレリザーブ」の申込みを受付中。

チケットぴあ

関連タレント

演劇のニュース もっと見る

最新ニュース もっと見る