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『スカイ・クロラ』の押井守、初挑戦の舞台演出で目指すは“オヤジ宝塚”!?
2008年12月05日 15時37分 [演劇]
「鉄人28号」製作発表
左から、押井守、ダイアモンド☆ユカイ、南果歩、池田成志、、サンプラザ中野くん

『スカイ・クロラ』がヴェネチア国際映画祭コンペティション部門にノミネートされるなど、世界的に人気の高い映画監督・押井守が初めて舞台演出を手掛けることで話題の「鉄人28号」。この製作発表が12月4日に都内にて行われ、押井、出演の南果歩、池田成志、ダイアモンド☆ユカイ、サンプラザ中野くんが出席した。

アニメ界の鬼才が初の舞台演出作に選んだのは、ロボット漫画の傑作「鉄人28号」。押井は「僕らの世代にとってヒーローはいっぱいいるけれど、鉄腕アトムと鉄人28号は特別。僕はずっと鉄人が好きだった」と鉄人への思い入れを語るが、この物語を選んだ理由はさらに深い。「鉄人28号は決戦兵器として開発されたものであって、これは戦後を描いた物語。日本は戦後というものをとっくの昔に忘れているけど、僕はもうすこしこだわってみたいと思ってこの原作をあえて選ばせてもらいました」と、折に触れ“戦後日本”を描いてきた押井の熱い気持ちが語られた。

ただし、「僕にしてはめずらしく“エンタテインメント”したいと思っている。終戦も戦後もなかったような世代の人にも、舞台をやる以上は無条件で楽しんでもらえることを目指す」とのこと。具体的にはなんと“宝塚レビュー”的展開も考えているとのことで、「宝塚も大好きで、いつかやらせてもらえないかと密かに思っていたのですが、宝塚さんからお話が来ないので(笑)、自分で勝手にやっちゃおうと決めたんです。本家と違うのは女優さんがひとりしか出ていない、“オヤジ宝塚”をやってみようと。舞台の華としてすばらしい女優さんを真ん中に据えて、歌って踊って、そういう舞台を目指したい」と雄弁に構想を語った。

その“華”には、南果歩をキャスティング。主人公の少年探偵・金田正太郎と謎の女立喰師の2役を演じる彼女は「(15歳の少年役ということに)私自身すごく驚きましたが、自分がイメージしていないものをやらせていただく、想像を超えたものにチャレンジできるのは俳優としては幸せ以外なにものでもない」と意気込みをみせていた。

ほかに「改名の目的である運の上昇が出ているようで、初めて役者として舞台に立たせていただくことになりました」と喜ぶ大塚署長役のサンプラザ中野くんや、敷島博士役の池田成志、犬走一直役のダイアモンド☆ユカイなど、バラエティに富んだ顔ぶれが揃う。公演は来年1月10日(土)から25日(日)に東京・天王洲 銀河劇場、2月5日(木)から8日(日)に大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて行われる。チケットは現在発売中。

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