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東京・四季劇場[春]で上演中の劇団四季ミュージカル「ライオンキング」が12月20日、日本公演10周年を迎えた。国内では同一会場でこれだけのロングランを行う公演はほかになく、まさに日本演劇史に残る大記録。その記念すべき日を祝い、当日は特別カーテンコールが行われた。
「ライオンキング」は1997年にディズニーが舞台版として製作、ニューヨーク・ブロードウェイで初演されたミュージカル。アフリカのサバンナを舞台に、ライオンの子・シンバの成長を軸にし“サークル・オブ・ライフ(生命の連環)”という深遠なテーマを紡いでいく物語だ。日本では1998年12月20日に四季劇場[春]のこけら落とし公演として開幕。その後途切れることなく同会場で上演され続け、12月20日時点で公演回数3469回、395万人動員という大ヒットとなっている。
この日、本編終了後に行われた特別カーテンコールでは、まず名曲「サークル・オブ・ライフ」をメインキャストが1フレーズずつ歌いながら再登場。その後ムファサ役の芝清道が東京公演10周年を迎えたことへの感謝とともに「10周年は単なる通過点にすぎません。これからも更なるロングランに向け、突き進んでいきます」と力強い挨拶を述べた。さらにロンドンから駆けつけた本作の作詞家ティム・ライスも「本当に素晴らしいショーをありがとう。(作曲の)エルトン・ジョンと私は、(演出の)浅利慶太さんをはじめとする四季の皆さんに本当に10年間がんばってくれてありがとうと申し上げたい。私は浅利ファンです(笑)」と笑顔で祝福。そして最後に日本版「ライオンキング」の初日である1998年12月20日に生まれた10歳の子どもたち12名が登場。大きな手拍子の中でキャスト、客席が一体となって「ハッピー・バースディ」の大合唱を行い、子どもたちと「ライオンキング」の10歳の誕生を祝った。
公演は、引き続き今後も四季劇場[春]で行われる。現在2009年8月30日(日)までのチケットを電子チケットぴあにて発売中。なお、本作品は現在福岡シティ劇場でも上演中。こちらは2月28日(土)までのチケットを発売中。
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